【レポート】シーラカンス――11945年には深海から浅い海に浮上するのだろうか
いきもの名:シーラカンス(英名:Coelacanth)
学名:Latimeria chalumnae
【登場するゲーム】
肉鰭類シーラカンス目シーラカンス科(ラティメリア科)のシーラカンス。肉鰭類とは、肉質な鰭(ヒレ)を持っていることを特徴とする魚であり、自ら陸上にあがっていった四肢動物はここから進化したといわれている。ハイギョなどもこの仲間に含まれる。シーラカンスは「生きた化石」に分類され、現生するシーラカンスはラティメリア属またはラティメリア科に属しています。それ以外の属は三畳紀に現れ、一部はジュラ紀後期まで生き残った。
さて、シーラカンスはそのように古生物の側面・魚の側面両方にまたがり、話題になりやすいいきものだ。そのため、ゲームの登場回数もかなり多い(もしかすると研究所最多かもしれない)。釣りでも鑑賞でも海中遊泳でもいろいろな場面で見ることができる。『ぼくのなつやすみ2』のボク君は「おとうさんの友だちが昔アフリカに釣りに行ったんだ。」と言うなど、なかなか見つからないはずのいきものを釣りに行くすごい知り合いの話が出てくる(確かに、アフリカのコモロ諸島付近に生息している)。また、深海にいる魚であるが、人類が地球上から消えてしばらく経った世界である『NieR:Automata』ではシーラカンスは「浅い海に姿を表すようになった」と言われているため、ゲーム世界では深海以外でも適性があるのかもしれない。ちなみに、サブタイトルの「11945年」は、この『NieR:Automata』の舞台となる年である。
シーラカンスの特徴を述べているゲームも当然多い。『めざせ!釣りマスターDS』では「シーラカンスとはギリシア語で「中空の背骨」と言う意味で、背骨には液体がつまっている。」と述べられている。これで浮くのかと思ったが、実際には上記のように脂肪の浮き袋で浮いている。
まだ研究段階であるが、面白い情報が詰まっているいきものなので、ゲーム世界で見つけたときにはぜひ情報も見てみると知らない情報に出会えるかもしれない。
※このレポートは現在研究員がプレイ・収録した情報を元に書かれている。そのため、新たな情報が更新される可能性がある。
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