【レポート】モンキチョウ――白っぽいメスと虫の大きさの話
いきもの名：モンキチョウ
学名：Colias erate
【登場するゲーム】
シロチョウ科のモンキチョウ。モンシロチョウの方がよく知られているが、白だけでなく黄色もよく見ることができる。日常生活でもそうだし、ゲーム世界でも。
見た目はモンシロチョウの白い部分を黄色にしたような感じ。黒っぽい縁どり（『ぼくのなつやすみポータブル ムシムシ博士とてっぺん山の秘密!!』では「ピンクのふちどり」と表現されている）があるが、実写を使っているゲームでははっきりと見ることができない。羽を広げるとはっきり見えるのだが、羽を閉じていると、意外なことに黒の縁どりを見ることができない。
今度は色について述べたいが、メスのモンキチョウはモンシロチョウに近いような色合いをしていて、白っぽい。そこから考えると、実は『むし太郎』に出てくるモンキチョウはメスなのではないだろうか（モンシロチョウは別で存在する）。ちなみに、実際のモンキチョウのメスは白っぽいものと黄色っぽいものの両方が存在するらしい。
最後に、大きさの話をしたい。実はこれはモンキチョウに限った話ではないのだが、『むし太郎』のモンキチョウがメスなのかオスなのかを調べる段階で気になったので取り上げる。
モンキチョウの大きさについて、それぞれゲームではこのように書かれている。
・前翅26～32ミリ『Get'虫倶楽部 みんなの昆虫大図鑑』
・25～30㎜（前翅長）『クイズ＆タッチけんさく 虫図鑑DS ~虫を探そう・調べよう~』
・大きさ：はねを開いた長さ 45～50㎜『花といきもの立体図鑑』
・オス 37㎜『ぼくのなつやすみポータブル ムシムシ博士とてっぺん山の秘密!!』
・4.5㎝『むし太郎』
・メス 57㎜『ぼくのなつやすみポータブル ムシムシ博士とてっぺん山の秘密!!』
ご覧の通り、微妙にばらつきがある。だいたいどの資料も個体差を考えてある程度のスケールで表現しているものだが、それを考慮してもバラバラだ。同じ図鑑系の『虫図鑑DS』と『花といきもの立体図鑑』でものすごく差がある。これは、どういった理由でこうなるのだろうか。参考にした資料によって出た違いなのだろうか。
今後、それぞれのゲームの参考資料を含めて調べてみるのも面白いかもしれない。
※このレポートは現在研究員がプレイ・収録した情報を元に書かれている。そのため、新たな情報が更新される可能性がある。
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