2022年版Game-i売上予測システムアップデート(追記あり)
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2022年版Game-i売上予測システムアップデート(追記あり)

Game-i

こんにちは。Game-iです。

2022年1月に売上予測システムをアップデートします。

概要
1.これまで課題になっていた月内の課金消費の変化に対応
2.2021年の市場動向に合わせて予測数値を変更

1については、月初やホリデーシーズンなどスマホユーザーが多くお金を使うタイミングに合わせた売上予測の調整を行います。お正月のセルラン1位獲得アプリはこれまでよりも高い売上数値が出ると思います。(1月1日の結果なので記録としては1月2日付で掲載)

2については、主にウマ娘のとピッコマによる影響の考慮です。トップ50に対する日別の加算数値を全体で1割程度増やし、トップ5以内は更に大きい割合で増やしています。

※加算数値は2021年7月から9月までのモンスト、パズドラ、ピッコマなどに関する企業の決算発表情報を用いてAIによる機械学習で算出しています。

また、ピッコマのような売上変動が少ない非ゲーム向けの対応としてランキング変動が少ないものは、標準偏差とAppleの順位算出ロジックを考慮して加算値を減額する仕組みを入れました。

具体的な調整点を以下に記載しておきます。

■日別加算値の変動機能

ユーザーのお財布事情やキャリアの課金制限の影響を考慮しました。

日別売上加算値の変動イメージ

・月初付近は加算値【増】
・月末付近は加算値【減】

日別の変動値については詳細な参考データが公開されているわけではありませんので暫定値を割り当てています。ゲーム企業の決算結果と機械学習を用いて継続的に調整しようと思います。

■月別加算値の変動機能

ホリデーシーズンなど季節のイベントによる課金動向を考慮しました。

以前に当サイトの予測に信憑性が無いとする内容でタガタメの月別の売上グラフが公開されました(参考note

タガタメの月別売上とGame-i予測値推移の比較

Game-iの売上予測推移を重ねてみたところ特に乖離が大きいのは1月です。他の月と比べて新年の休暇中に課金するユーザーが非常に多いことからこの差が生じていると推測できます。

こちらの対応として、日別加算値に月別の変動要素を加えてどかーんと増やしました。実際にどのぐらいの数値になるのかは当日のお楽しみという事で・・・!(こちらも2021年1月の決算データと比較検証して設定しています)

■ウマ娘リリース後の加算値調整

2021年はウマ娘が登場後にセルラン1位をキープする日が多く、他アプリによるトップ変動が鈍くなってしまいました。Game-iでは順位をもとに売上予測をしていますので、上位のアプリは変わらない売上を達成していた場合でも1位が取れず低めの売上予測となります。

ウマ娘3月から7月までずっと月間1位

こちらの対応のためセルラン上位50位以内のゲーム売上参考データとしてmixi、ガンホー、coly、エイチーム、カカオの決算情報を用いて予測の差を縮めるデータを作成しました。

mixi 2022年Q2決算


■ピッコマほか非ゲーム向けの加算値補正

Appleのセルランは直近4日間の売上に重みを付けて算出されると言われています(参考ページ

App Storeランキングアルゴリズム

ゲームアプリはガチャ更新などで一気に順位が上がりユーザーの需要が低下すると順位が下降します。一方の非ゲームアプリは安定的な継続売上で順位キープするためApp Storeのアルゴリズムと相性が良く順位が下降しにくいという性質があります。

Game-iの売上予測はゲームアプリのセルラン推移を想定して作成していますので継続売上でセルラン維持するアプリは過剰に評価してしまいます。
下図の例では47%以上オーバー

カカオ社決算との比較

こちらの対応には、前述の資料を参考に直近4日間のランキングの変動から標準偏差を算出し、上位で振れ幅が低いアプリに対して加算値を補正する仕組みを取り入れました。補正数値については決算情報を参考にしつつ継続的に調整を行っていこうと思います。

■まとめ

・日別/月別でランキング毎の数値が変わる
・ウマ娘&ピッコマ対策の影響で上位の傾向が変わる
・2022年は前年比高めに出るが売上予測が改善された影響

色々調整しましたので2021年から売上予測の数値が大きく変わっちゃうかもしれませんが、予測の精度は高まっていくと思いますのでどうかご了承ください!

■2022年1月7日追記

システムアップデート後の売上予測の変化に驚かれた方が多くいらっしゃいましたので補足説明をしておきます。

・1月2日にびっくりするぐらい売上が増えたのは不具合?

→今回から導入した月毎、月内の加算値変動の影響です。

1月1日の売上結果が反映される1月2日の売上は年間でも最高値になるように設定しています。毎年発表されているAppleのニュースに基づきます。

こうしたトレンドは年末のホリデーシーズン中ずっと続き、クリスマスイブから大晦日にかけての1週間余りにApp Storeで提供されるデジタルグッズ&サービスに費やされた金額は18億ドルに上り、この大部分がゲーム関連によるものでした。そして2021年元旦には過去最高となる単日売上の5億4000万ドルを達成しました。

参考:Appleニュース記事(2021年1月6日)

・このペースで売上が増えると値がおかしくなるのでは?

→「日別加算値の変動機能」のグラフで示しているように加算値は増減します。1月は他の月より高い売上になる設定にしていますが、同じペースで増え続ける仕組みではございません

2021年のセルラン推移を用いて1月ー3月の売上変化のイメージを「動くグラフ」で可視化しました。旧システムとの差も表示していますので良ければご覧ください。


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