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AppleTV+ に今から加入していいレベル「テトリス」

画像いいのがみんなの画像にありましたので使わさせていただきます。ありがとうございます。

AppleTV+ はNetflixなどの配信サービスと違い、コンテンツの大量投入はありませんが、粒揃いの作品をコンスタンスにリリースしている印象です。
最近だと本作での主演、タロン・エジャトンが主人公を演じていたブラック・バードも実際の事件を描いたドラマシリーズでとても面白かったです。

さて本作は、題名通り世界的大ヒットゲーム「テトリス」にまつわる実話をベースにした映画作品です。ただ、いわゆる開発秘話ではなく、すでに世に出たテトリスのゲームボーイ(携帯ゲーム機)向けの権利を開発者であるアレクセイ・パジトノフから、ひいてはソ連から買い取るために奔走するビジネスマンのストーリーとなっています。

当時すでPC向けのライセンスは他社が持っていたものの、コンシューマーのライセンスがはっきりしていなかったテトリスについて、そのゲーム性に一目惚れした主人公が、全てをかけてライセンス取得に動く様子が本当に楽しかったです。

主人公ヘンク・ロジャースを演じるのはキングスマンで有名なタロン・エジャトン。他にもトビー・ジョーンズなど、有名な俳優も出演しています。

また、ヘンクは日本で生活しており、妻も日本人なので、日本人、日系俳優も多数出演していました。ハリウッド映画としては日本語についてはかなり正確(看板等はおや?っと思う部分あり)でした。
特に序盤に登場する山内社長(当時)、かなり雰囲気が似ていてびっくりしました。

ヘンクとテトリス開発者のアレクセイとの友情も本作の肝で。抑圧されたソビエトで言いたいことも言えないアレクセイと、プログラムを通じて友情を深めるヘンクの描写は、国や体制が違えど、共通言語を通じて分かり合える描写が秀逸でした。

そのほかにも相手を出し抜こうとする他社との駆け引き、崩壊寸前のソ連で贈賄によって生き残ろうとするもの、体制に殉じるものなどの人間模様も興味深く、終盤にはゴルバチョフ大統領まで登場してきて、一ゲームを巡る物語がどんどんスケールが大きくなってきます。
極めつきはカーチェイス!まさかこの物語で、アクションまで見れるとは思いませんでした。本当に最初から最後までエンターテインメントのお手本のような映画でした。ゲーム好き、テトリスをプレイしたことのある方なら必見の映画です。

最後に。本作はAppleTV +独占配信です。こちら、Apple製品未購入でも加入できるサービスですので、もし興味があれば一時加入して、無料期間使って見るのもおすすめですよ。


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