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機動戦士ガンダム 水星の魔女 第4話「みえない地雷」雑感

グエル「俺、お前(スレッタ)といるとホッとしてジェターク社の秘密話してしまいそうだ」
ミオリネ「あんた(スレッタ)になら、自分をさらけ出せる……。ベネリットグループの秘密全部話すわ!」
スレッタ「安心トラップ!」(サブタイトルの英訳"Unseen Trap"より)
駄洒落から逃げなかったら、なにか2つ手に入るかな……?

唐突ですが、3話時点で視聴者に明らかになっていない情報のうち、世界観に関するものを整理してみました。
・アスティカシア高等専門学園はどこに位置している?
宇宙世紀のスペースコロニーと違い、小惑星を加工して施設を作っているのは劇中で描かれていますが、どこにあるかは言及されていません。
水星から来たスレッタを田舎者扱いしていることから、恐らく地球圏とは思われますが、果たして水星→金星→地球で言うとどの辺りなのか、地球との距離はどのくらいなのか、現時点ではわかりません。
ミオリネの発言から、さっといける距離ではないのは明らかなので、アステロイドベルトにあるとか?もしくは宇宙世紀と同じくラグランジュポイントか……。

・この世界の兵器はなんのためにある?
水星の魔女はプロローグから一貫して、企業の兵器開発でおこる陰謀やそれに巻き込まれる少年少女を描いている一方、実際に戦争をしている描写はまだありません。少なくとも一年戦争級の戦争が起きていないのは間違いないですが、この世界が統一国家なのか、コロニーや地球間で別の国家があるのかも不明です。A.S.世界では企業の権力が現在より強くなっている印象なので、特定企業が国家権力も握っているような世界なのかも、と予想しています。
その中で内戦レベルの戦いが各地で起こっており、その鎮圧等に使用するモビルスーツをベネリットグループは開発しているのではないでしょうか。

という訳でここから第4話を見終わった感想なのですが、上記の疑問のうち、モビルスーツの使い方はその一環がニュース映像で示されていましたね。地球のアーシアンの工場で立ち退きのために使われるという、ちょっと閃光のハサウェイを彷彿とさせるシーンで使われていました。
また、チュチュが地球の家族や仲間と会話しているシーンも個人的には重要で、どうやらあの世界では時差なく長距離通信が出来るようですね。パーメット間の情報共有の恩恵ですかね。これでスレッタがお母さんとの通信で、どこにいるか疑問に思わなかったのも納得というもの。

あと、第2話の感想で少し触れた、地球の様子も描かれていましたが、少なくとも荒廃して人が住めない土地ではなさそうです。ただ、スペーシアン(宇宙生まれ宇宙育ち)が地球生まれのアーシアンを差別しているのは、宇宙企業が地球の資本も牛耳っていることが原因らしいことは、今回の描写で分かりました。

今回は学生らしい訓練回。やたらアーシアンを差別していたスペーシアンの少女達の妨害で、モニターが使えないまま訓練したため、何度もリトライするシーンはなかなかに辛かったですね。しかしそこでチュチュと少し絆が生まれるという、結構きちんと青春ものしていて面白かったです。

そして今回はガッツリ、デミトレーナー販促回でしたね。今までも学園で動いている姿が見受けられましたが、キャラクターが搭乗して動かしている描写は初。発売は12月ですが11月にチュチュ機や祝福CDの特別版につくYOASOBI仕様のデミトレーナーが発売されますね。
プラモデルの完成度も含めて、今後の活躍が楽しみです。

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