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U-NEXTのドラマシリーズで「ピースメーカー」を最初に見終わった話

最近U-NEXTに加入しまして。他のサブスクサービスと比べるとお高い(月月2,400円)のですが、ポイント利用で映画館での予約に使えるし、雑誌の読み放題サービスもありましたので、Kindle Unlimitedを解約して利用しています。

U-NEXTは最初思ったよりサービスの幅が広く(18禁コンテンツまで別ページで用意されているとは知りませんでした)、何を鑑賞するか迷いましたが、まずは話題になったオリジナルコンテンツを、と、ドラマシリーズ「ピースメーカー」を見始めました。

「ピースメーカー」は、ジェームズ・ガン監督のDC映画「ザ・スーサイド・スクワッド」のその後を描いたドラマシリーズ。脚本やエグゼクティブ・プロデューサーを映画から引き続きジェームズ・ガンが努め、実際に監督も努めたエピソードも数本ありました。
私のスースクの感想はこちら。傑作でした。
そのポストクレジットで、死んだと思っていたら生きていたピースメーカーが、新たなメンバーと、恐るべき侵略計画を阻止する内容になっていました。

ザ・スーサイド・スクワッドでのピースメーカー/クリストファー・スミスは、平和の為なら女子供でも容赦なく殺す、が信条のなかなかのクソ野郎で。作品的にもチームの中の裏切り者ポジションだったため、感情移入できる余地は少なく、それ故彼が主人公のドラマシリーズが作られると聞いた時は、耳を疑ったものです。
実際見始めた頃は、テンション低めで見ておりましたが、1話終盤以降からどんどん引き込まれ、ラスト3話は一気に見てしまいました。

まずは何と言っても、主人公ピースメーカーのキャラクターがとても良い。
映画での正義の為なら~の部分は保ちつつも、その行為に疑問をいだき、また彼の生い立ちが語られるに連れ、むしろ真っ当に育った方なんじゃない、と同情したくなるほど。ハラスメント気味の発言も多いですが、差別に当たる部分に対する気遣いもある。
何より暴力的な父親に支配されていた過去が彼を蝕んでいて、そこからの脱却も大きく取り上げられていたのが印象的でした(解決は超暴力的ですが)。
その父親を演じているのがロバート・パトリック。ターミネーター2のT-1000役が本当に有名な彼が、白人至上主義者のヴィランを怪演していました。無表情気味の彼の存在感が、本当に嫌な父親として、ジョン・シナの怯えに説得力を持たせていたと思います。

ピースメーカーをサポート(と監視)するメンバーも個性派揃いで。特にアマンダ・ウォラーの娘でもある、レオタ・アデバヨは、彼女が抱える任務の複雑な思いと、ピースメーカーと同じく肉親との関係を断ち切るという意味でも、もう一人の主人公と言えるくらい、最後まで存在感を発揮していました。

あと忘れてはいけないのが、ピースメーカーの相棒ワッシー(英語名Eagly)。
賢い動物の相棒として、最後まで素敵な活躍を見せてくれました。大好き。

もう一人の自称友達ビジランテは……、まあ、最後までイカれていたけどあれはあれでいい友達なんでしょうね。

ストーリーはざっくり言うと、異星人による静かなる侵略ものです。
人間の脳に寄生する異星人「バタフライ」が、政府要人を乗っ取っていくというもの。
あれ、今やってるシークレット・インベージョンと同じようなストーリーが……。
しかしこちらは流石のガン印。下品だけど笑えるやり取りや、ゴア描写上等!な人体破壊描写で、R指定なアクションを堪能できました。

正直これを見れただけでも、U-NEXT加入した価値があったと思えます。
予習も映画一本見れば充分なので、是非サブスク等で「ザ・スーサイド・スクワッド」を見てから本作の鑑賞をおすすめします。

さて、次のU-NEXTは、「ラスト・オブ・アス」かな……?


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