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SYNDUALITY Noir 第7話「My dear...」雑感

冒頭でマリアさんの乗ってるメカ、オーバーマンっぽい。Gレコのシャンクっぽくもある。

今回はシエルフューチャー回。次回予告も既に出ており、7話、8話は彼女と彼女の歌を中心に語られるのかな?
しかしエリー、シエル、ノワールと女の子に囲まれてるのに、全然恋の予感が無いのが逆にすごい。カナタ的にはエリーは同世代のきょうだい、シエルは母親に近い姉、ノワールは妹の感覚なんでしょうね。

カナタのメイガスへの接し方が人間と変わらないの、彼の母親(育ての)がメイガスだったことによる、と。なるほどそれを知っているエリーがノワールやシエルに嫉妬する違和感もこれで解消されます。あそこまで感情豊かで人間っぽいメイガスでも、アンドロイドであることには変わりないので、そう接する人が大半なんでしょうね。
トキオやエリーを見ていると、なかなか気づきにくい部分でもありますが、この辺りは意識してああいう描き方しているんだろうな、と思ってます。

メンテのためマリアに連れて行かれたノワールに変わって、家事全般を完ぺきにこなすシエルに、カナタは明らかに母の面影を感じている様子。恋愛関係にはならないのでしょうが、とてもいい感じです。

その一方で怪しげな動きをするシエル。報告しているのはメイズでゼロ型メイガスを探していた組織でしょう。恐らく黒仮面がその首魁であると思われますが、さてその辺りはいつ明かされるやら……。シエルはノワールを「鍵」と予想している、また、「楽園」を目指すものを組織は許されない、と言及。そろそろ本作の核心が見えてきたようです。

シエルは自分の任務をまっとうすることで、カナタに深い絶望を与えることを危惧していますが、なんとなく本作はそういう展開にはならない予感。今回もカナタの鈍感力がいい方向に働いていますし、このまま鬱フラグクラッシャーぶりを発揮し続けてほしいと思います。

後半のシエルの歌からバトルの流れは大好きです。こないだまでFSSやってたと思ったらVガンダムに行き、今度はマクロス的な歌唱と戦闘。いい意味で節操のない「ロボットアニメのいい所てんこ盛り」が本当に楽しい。制作陣のバイタリティが、そのまま作品の登場人物たちにも反映されている気がします。

次回第8話「Pure dream」。

レジャー施設で水着回、シエルのコンサートシーンもありと、次回も楽しみです。

しかしこの世界、娼館ネスト、カジノネストと多彩なネストが登場しましたが、リゾートもある様子。
食料も3Dプリンタでレプリケートできる技術があるとは言え、エネルギー源はドリフターが狩猟してくるAO結晶頼みのこの時代に、ここまでの贅沢ができるものかについて、真面目に考証したほうがいいのか、ノリで楽しんだ方がいいのか。
最近のアニメですし、なんだかんだSF考証担当されてる方々が設定を考えていると思いますけどね。一度に取れるAO結晶のエネルギー量が膨大とか、ネストのエネルギー効率が今の科学技術より数段進んでいるとか……。
いずれにしても、爪に火をともすような生活感は、本作には似合わない気がしますので、最後までこのノリで行ってほしいものです。

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