吉田健一キャラを堪能できる幸せ「地球外少年少女」
Netflixで全6話鑑賞しました。日本のアニメで巨大ロボットが出てこないSFは貴重(銀英伝とかヤマトはあるけど)なので、それだけでも見てよかったと思いました。
AIの表現がとにかく面白くて。本作のキーとなる過去にデリートされたAI「セブン」が、本作にどう登場するのか。不気味なようで神秘的でもあり、そうくるか!という描き方や序盤から張り巡らされた伏線に唸らされました。
ガジェットはスマホが直接手にプリントされるようになった以外は、ユーチューバーみたいなのも普通にいて、え、この流れ未来まで続くの?と少し疑問を抱きましたが、まあユーチューバーみたいな登場人物は、物語の推進力としては機能していたと思います。途中本気で殴りたくもなりましたが。
世界描写として、宇宙で産まれた子供は、地球とどう付き合うのか、が描かれていて、この落とし所は面白かったと思います。
あとやっぱり、主人公登矢のほどよい中二的な言動、雰囲気が良かったですねー。相棒AIダッキーの正式名称が一番笑ったところです。他に気になったキャラクターといえば、あんしんくんですね。なんだあの不気味なゆるキャラは……。
近くの劇場で上映してなかったので、Netflixで鑑賞しましたが、これは近くでやっているなら、劇場で見る価値十二分にある作品だと思いました。
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