ヴィッセル神戸戦感想 ガンバ大阪雑記 J1.19節

こんにちは。こんにゃくです。
Jリーグ19節ヴィッセル神戸戦をDAZNで視聴しました。
DAZNにちらっと堂安が映っていましたね。


ざっくり

例年より遅いながらも関西も梅雨に入り、雨となった神戸戦。
スリッピーなパナスタのピッチは、ショートパスのスピードを異常なくらい早めていました。

立ち上がりはいつものごとくスロースタートのガンバ。
一方の神戸は守備の強度は高く、攻撃に転じるとボールを左右に動かし、
ガンバを揺さぶってくる。
ただでさえ湿度が高く、その上雨で体力を奪われるという環境で何度も横スライドを余儀なくされるのは正直しんどい。
神戸は初瀬を筆頭に山口、扇原とサイドチェンジのボールを正確に蹴れる選手が揃っている。
そして受け手も大迫、武藤、井出と技術に長けた選手が揃っているので、ボールを奪われる心配もなく思い切って人数をかけての攻撃を可能とさせる。

とか思ってたらガンバがボールを奪ってカウンター。
ダワンのパス一本でウェルトンが抜け出し山田へスルーパス。
オフサイドになってしまったものの、守備にカロリーを消費させられているガンバとしては、コスパの良い攻めではあった。

一方神戸はサイドチェンジを繰り返しながら人数と工数をしっかりかけて攻めてくる。
ガンバディフェンス陣は必死にはじきつづけるも、セットプレーとなれば、初瀬のFK&ロングスローを準備。
そんなロングスローの流れから大迫に決められるもVARでチェックしたところ、鈴木が倒されていたため神戸によるファールの判定でノーゴール。

そんなこんなで前半はディフェンス陣の活躍もあってスコアレスで終える。
ただし、山田が負傷交代、宇佐美、鈴木がイエローをもらうなど、
これから上位決戦が控えるなかでの懸念事項も。

そして後半。
ガンバはギアを一段と上げる。
前半と同じく。むしろ戦前から宣言していたとおりWGを積極的に使い神戸のDFラインを押し下げさせる。
特に黒川からウェルトンへ何度か出していた縦のパスは、一発で前を向いてスピードに乗ってドリブルができる良ボールでした。
個人的には黒川のセンスを感じるプレー。

ただしギアをあげて攻撃に比重を置く副作用として、DFからの縦パスを中盤で引っ掛けられるシーンも散見されてきた。
DFからWGへボールを運ぶ際の中継ポイントが欲しいなと(私が勝手に)思っていたところ、イエローをもらったダワンに代わり、ネタラヴィ登場。(そして宇佐美に代えてジェバリ)

するとこれまで良くも悪くも縦突破が多かった攻撃にネタラヴィを経由することにより横の揺さぶりが加わる。
そしてネタラヴィのキープから何度か左右に揺さぶって右サイドの山下が落としたボールを半田がクロス、ジェバリが競るが酒井高徳にはじかれる。
しかしボールの落下点にいち早く反応したウェルトンが腰をひねり左脚を回してボレーシュート。
見事先制点。

神戸はパトリッキを投入して攻撃にでる。
正直パトリッキ投入はDF的にはしんどいものの、その分空いたスペースを半田が狙うことによってゲーム全体がオープンな展開になる。
相手DFが前掛りになると逆に坂本のスルッとぬけるターンが効果的。

そして85分鈴木のCKがニアで相手にあたりオウンゴール。
2-0とする。
ゴール直後にウェルトン、山下に代えてアラーノと松田陸投入。
神戸はコンディション面なのか戦術面なのか不明だが大迫が交代。

これはグッと勝ちが近づいたな。ニヤリ。
とか思ってたらPA内でもつれた際に、福岡が武藤の足を後ろから蹴ってしまう。レフェリーは一旦流したものの、VAR判定に。
今度のVARは神戸にPKと判定。
武藤に真ん中に蹴りこまれ2-1。 うーん。

そこからは5バックの現実路線で全員で守り、ジェバリが必死に前線でプレス。
てな感じでタイムアップ。

ご、5連勝?
素敵。   




以下私の主観による感想です。

22. 一森 純

後半、0-0の状態の時に、PA内でフリーとなった武藤のシュートをビッグセーブ。凄いぜ…。
誰か私に一森の凄さを形容できる語彙をプリーズ。

3. 半田 陸

今節では右サイドを守る半田、山下に対して、神戸は井出、佐々木、初瀬と頭数からしてしんどい場面が多かった。しかも大迫も時々流れてくるし。
しかもしかも後半からパトリッキ出てくるし~。
とはいえウェルトンの先制点の場面はそれでも攻撃参加した半田の力が大きかった。

20. 中谷 進之介

今節も中谷が大きかった。いろんな意味で。
FKの場面で審判が引くバニシングスプレーをスパイクの上にひかれていました。初めて見たよ、そんな場面。
これにより、自軍のDFラインのみならず、壁とボールの距離も審判公認で操れるようになった中谷に期待したいところ。

2. 福岡 将太

試合を通して武藤対策に手を焼いた印象の福岡。
サイドからのクロス対応は課題かな?
攻撃面では積極的に縦パスを狙っていた。
引っ掛かることも多かったけど、失敗ととらえずに、
縦パスと書いてチャレンジと読みましょう。
知らんけど。

4. 黒川 圭介

前半はサイドに流れてくる大迫と武藤に手こずったものの、
後半からはDFラインのビルドアップのポイントとして、さらにウェルトンの突破のサポート役も完遂。
だいぶ体力のを奪われる暑さと湿度になってきたが、黒川に関してはまだ余力を残してそう。後半の突破をみているとそんな気がしてきた。

23. ダワン

通常、鈴木が後ろ気味にバランスをとり、ダワンが前のスペースへ進入する。
みたいな場面が多いが、今節は逆でダワンがCBの前で構えて神戸のクロスをはじくという場面が多かった。

16. 鈴木 徳真

今節もハードなゲームだったがフル出場。
神戸の幻の先制点の場面は鈴木がファールを受けたことにより大迫のゴールは取り消しに。
それはそうと、毎回鈴木が担当するマークがハードすぎる気がする。
今回は大迫、前回はジェゴ、川崎戦のときはゴミス。。。
ボールの落下点の予測は上手いけどなかなか大変だわさ。

9. 山田 康太

前半33分に味方同士で接触してしまい前半で交代。
どうやら膝を捻った模様。。。
調子が良いときに限ってケガする。サッカーあるある。。。
もうひたすらに心配です。軽傷であってくれ!!

17. 山下 諒也

怪我で出遅れたものの、初出場、スタメン定着、ガンバのストロングポイントとトントンとチーム内での序列を駆け上った山下。
スピードと献身性、相手の重心の逆を突くようなトラップとガンバファンを虜にさせている。
そして今日のようなハードなゲームでもしっかり戦える。素晴らしい。
個人的には1対1の状況なら、シンプルに縦に仕掛けるところをみたい。

97. ウェルトン

パナスタ初得点のウェルトン。
対面のDFが酒井高徳でなかなか縦には行かせてもらえなかったが、
ドリブルで山川のイエローを引き出すなど得点の場面以外でも勝利に貢献。

7. 宇佐美 貴史

神戸には、宇佐美と同学年の武藤をはじめ、山口蛍、扇原、酒井高徳、大迫と同世代(オリンピックでいうところのロンドン世代?)が揃っていたので、なんか感慨深かったです。
みんないつの間にか30代(私も)
まだまこれから頑張っていこう!


途中出場選手


13. 坂本 一彩

前半、膝を痛めた山田に代わり出場。
タフなゲームの中でも、背負った状態で入れ替わるようなターンや、相手DFラインへのチェイスなど持ち味は発揮できたはず。
山田の怪我の状態はわからないが、次節以降上位対決が続くので坂本には特に頑張ってほしいところ。

11. イッサム ジェバリ

66分に宇佐美に代わり出場。
いつも以上に前線からのディフェンスを頑張ってくれてた気がする。
。。。よく考えたら毎回、短い出場時間で、前線でのキープを期待されての出場なので味方のサポートも少ないなかで、よく頑張ってるよジェバリは。
ジェバリ目線で考えてみるとなんだかもっと応援したくなりました。

6. ネタ ラヴィ

66分にダワンに代わり出場。
ネタラヴィ投入によって攻撃にアクセントができた。
スリッピーな雨のピッチでも正確なボールコントロールは変わらず。
現状ボランチは鈴木とダワンが軸となっているが、
こんな素晴らしい選手をオプションとして使えることが幸運すぎる。

46. 松田 陸

86分に山下に代わり出場。
2点差になった直後の投入だったので、本来は鼻息荒くGoGoと行きたかったはずだが、焦らずまずはディフェンスから入るところが長くセレッソの右サイドを支配してきた経験を感じた。
いや~良い選手だな。

47. ファン アラーノ

86分にウェルトンと交代で出場。
お帰りなさいアラーノ。
ウェルトンと交代での出場だったので、久しぶりに見たアラーノがとても細く見えたけど元気そうでなにより。
まだコンディションは100%ではないかもしれませんが、次節はアラーノの古巣鹿島戦。楽しみだ。


その他

左サイドの初瀬のロングスローが印象的な試合でしたが、初瀬がスローインしようとボールを取りに行ったときにピッチ脇でアップしていた東口が初瀬になにやら話しかけていました。
ベンチメンバーと試合中の相手選手が話しているのは個人的に貴重なシーンでした。

試合終了後、神戸のかつてガンバに所属していた選手がガンバサポーターに挨拶している場面がDAZNで確認できました。
試合に出場していた井手口、初瀬、井出。そして現在リハビリ中の齊藤未月。

きっと今は苦しいリハビリの途中かと思いますが、またピッチに戻ってくる日を待っています。

そしてnoteの更新も気長にまっています

どうぞよろしくお願いいたします。


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