東京ヴェルディ戦感想 ガンバ大阪雑記

こんにゃくです。
Jリーグ14節東京ヴェルディ戦をDAZNで視聴しました。
東京ヴェルディには食野弟(食野壮磨)と山本理仁弟(山本丈偉)の弟'ズが所属している。

レンタル中の山見はジョーカー的な立ち位置っぽい。
ただし契約の関係でガンバ戦はベンチ外。

結果は0-0の引き分け。
正直、後半が始まり15分くらいで「今日は引き分けかなぁ」って雰囲気が醸し出されてましたね。
しかし予想外な収穫がありました。
それはDAZNの実況担当の野村明弘アナと解説担当の林陵平氏のポテンシャルを知れたこと。
DAZNの担当番組「Football Times」でも発揮される豊富な予備知識とさりげないカバーリングが持ち味の野村アナのプレイスタイルと、自著を出版するほどの適格な分析力に+@で新鮮な小ネタをはさんでくる林氏のテクニシャンぶりが素晴らしかったです。
願わくば林氏の小ネタをもう少し深掘りする野村アナの展開力を期待したくなりますが、メインはヴェルディとガンバのゲームなので仕方ないとします。

以下興味深かった(広げてほしかった)林氏の発言
・奥様がファンクラブに入るほどのガンバファン
・(林氏と)東口は普段から仲が良い
・(終盤引分け濃厚な展開に)ヴェルディはここから劇場がありますよ。



ざっくり感想

前節の名古屋戦から中3日、そして次節川崎フロンターレ戦まで中3日という連戦の真ん中。
途中から雨が強まり、意外と肉弾戦なゲームとなった。

マネジメントとして、選手のコンディションを考慮した起用をしたいガンバだが、スタメンは前節から2枚だけ(ダワン→ネタラヴィ、倉田→食野)変更という控えめなターンオーバー。
ウェルトンは今節もお休み。
メンバーは基本的に同じながら、いつもはワントップ(宇佐美)とトップ下(坂本)の2人がワントップ(坂本)トップ下(宇佐美)と立ち位置を反対にして出場。

序盤はヴェルディの素早いプレスに対して、ガンバはパススピードを上げることによって回避。ガンバがテクニックの高さを見せる。
しかしリーグ戦をほぼ固定メンバーで戦っている疲れからか徐々にボールに対する反応が後手に回る。
後半から雨が強まり、両チームボールコントロールが乱れる中、ヴェルディは早めに2トップにクロスを入れる作戦に出る。
ガンバは相手2トップの高さと強さに苦戦を強いられる。
局所的には坂本が細かいタッチで抜け出したり、山下投入で半田がポケットに侵入したりと良いプレーも見れたが、最終的にはスコアレスドロー。

以下私の主観による感想です。

22. 一森 純

この試合でJ1通算50試合の節目とのこと。
試合後のインタビューでは「チームメイトにもっとすごい記録を持ってる方(多分東口)もいるもので、微々たるものです…」とちょっと照れくさそうにしたものの、すぐに「これまで関わってくれた全ての人に感謝したいです。」とJFLでのアマチュア契約からキャリアを歩んできた一森らしいコメントを残す。

3. 半田 陸

守備面ではセーフティに対応。
後半、右WGに山下が投入されると山下のスピードに半田もギアをひとつ上げて呼応。
山下と2対1の状況を作り右サイドからチャンスを演出する。
後半の80分台に相手のポケットを付けるスタミナは脱帽。
大会中あまり出場時間はなかったものの、優勝したU23アジアカップを経て目線がひとつあがった印象。

20. 中谷 進之介

DFの原則であるチャレンジ&カバー。
ボールホルダーのみならず、色んな局面でチャレンジに比重を置く相方福岡さんのカバーも身体を投げ出し対応。
開幕から出場を続けているだけにカードの累積が心配になってくるが、見事3試合連続無失点に貢献。

2. 福岡 将太

対時する相手の2トップ、木村と染野は2人とも身体能力に優れていて福岡的にはちょっと嫌な相手だったかなという印象。
しかし粘り強く身体を寄せて対応。
何度かヒヤリハット事例もあったが、中谷、一森で無事カバー。
攻撃面では自分でボールを運んだり、WGの奥のスペースへボールを動かしていたが、得点に結びつけることはできず。

4. 黒川 圭介

半田と同じく終盤までトップスピードでのスプリントを披露したスタミナはさすが。
攻撃面ではそろそろクロスを得点に結びつけたいところ。
対面の相手選手山田には危ない場面をつくらせず。
結果的に山田は途中交代となった。
黒川が一枚上手といったところか。

6. ネタ ラヴィ

久々のスタメン復帰となったネタラヴィ。
出来としては、「タスクは果たしたけど違いは生み出せなかったですね」という解説の林氏の言葉に尽きる。
当面は試合に出ながらコンディションをあげていってもらうしかないかと思われる。

16. 鈴木 徳真

ボランチの相方がファイター系のダワンからコンダクター系のネタラヴィになったので「俺がダワン役を担うぜ」と思っていたかどうかはわからないが、いつも以上に球際で厳しくファイトしていた鈴木。
気の利いたパスとリスクヘッジのとれたポジショニング流石でした。


8. 食野 亮太郎

前の試合の感想で「今後は途中出場がメインかと思われるが頑張ってほしい」的なことをかいたら、しっかりスタメンで出てきた食野。
ネタラヴィと同じくタスクはこなしたが違いを生み出せずといった感じか。
食野には狭所でのターンの上手さとか、シュートを打つ際の思い切りの良さといった武器があるので、一度今の坂本のタスクでの出場を試してほしい。

15. 岸本 武流

前回殊勲の決勝ゴールの岸本。
散髪して、素朴さを2割増しにした宮市亮みたいな髪型になってた。
プレーもキレていて、ボディフェイントだけで2人抜きとかメッシみたいなプレーを何度か披露。
ただ最後にピッチに座り込み途中交代。
雰囲気的に筋肉系っぽかったので心配なところ。

7. 宇佐美 貴史

ボールに絡む機会も少なく、本人としても消化不良感の残りそうな途中交代。
もっとボールを触らせてあげたかったけど、まぁこういう日もある。
次は川崎フロンターレ戦。
得点を期待したい。

13. 坂本 一彩

今節はワントップで出場。
浦和戦?セレッソ戦?あたりからJ1での勝負の間合いを掴んできている印象。
相手CBとの駆け引きも地上戦であれば、だいたい勝てるようになってきた。
当初はタスク過多な気もしたが、ポジションをしっかり自分のものにしつつある。


途中出場選手


10. 倉田 秋

63分に食野と交代で出場。
そのまま倉田と同じ左サイドに入る。
いつもは宇佐美と同じadidasの蛍光イエローのスパイクで実況アナにもよく宇佐美と間違われるが、この試合では赤色のスパイク(モデルは多分同じエックス?)を着用。
スタッドが違うのかな?
わからない。
倉田のスパイクについて検証してみた割に答えがでず申し訳ございません。

23. ダワン

63分にネタラヴィと交代。
ヴェルディ相手にはゆっくりと繋いでいきたいネタラヴィよりも、球離れの良いダワンの方が良かったのかな。
本来のネタラヴィならばキープしてボールを散らしてというのもあり。
まぁ結果論なのでなんとも。

11. イッサム ジェバリ

74分に宇佐美に代わり出場。
怪我明けのコンディション、短い出場時間、スコアレスで膠着した状態、雨でスリッピーなピッチ、、
上記を踏まえると、なかなか一人で流れを変えるのは困難なシチュエーションではあった。
もともと広く動いてのポストプレーより、基本はエリア内でのテクニックで勝負するタイプだと思うのでWGが充実してきた今のスカッドは活躍のチャンスではある。
ただ現状監督の中では宇佐美、坂本がテッパンなのは間違いなさそう。

17. 山下 諒也

74分に岸本に代わり出場。山下にとっては古巣対戦となる。
山下の出場によってスイッチ(推進力)が入った。
スピードのある山下には相手もなかなか飛び込めず、どうしても間合いを取っての対応となる。
それによって半田が駆け上がる時間が生まれた。


その他

ヴェルディの選手交代時のアナウンスの際に流れる音楽は布袋さんでしょうか。
あとベンチ入りしていた江川が若干パンサー尾形みたいな表情をしていたという発見があったことも自分への備忘録として記しておきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。


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