見出し画像

英国の住宅 99年借地権⁉︎

山田佳世子さんの「英国の住宅」という本を読みました。
英国旅行の予定があり、いろいろと勉強中📚


99年借地権
イギリス人は、ライフステージに合わせて、生涯で平均5〜6軒の家を購入すると言われているそうです。
では、その住宅事情はどの様になっているのでしょう。
イギリスには、土地を所有する権利として、自由土地所有権と不動産借地権の2つがあります。
自由土地所有権とは、日本でも一般的な、土地と建物を所有する権利が永久的に持ち主のものになると言うものです。
一方、不動産借地権は、日本でいう借地権付きマンションの様な、一定期間、土地を所有する権利を手に入れて、利用するというスタイルです。
その背景には、イギリスにはもともと私有地が少ないということがあるそうです。
土地の大半が王室や貴族、教会の持ち物となっています。
貴族というとダウントンアビーを思い出しました。
確かあの時も資金に困った時に、住宅を作って貸すかという議論をしていたような。
脱線しましたが、この様な背景ということから、王室の土地を999年契約で大貴族が借り、それを切り売りして250年契約で大企業や小貴族に貸し、さらに切り売りしてもらい99年で借りるという仕組みになっているそうです。
ほとんどが自由土地借地権となっている日本からするとビックリですよね。
そう言えば、知人が今度、駅前にできるマンションが70年定期借地権と言っていたのを思い出しました。
日本の借地権付きマンションは、土地の更新料も、その時住んでいる人で分割払いという印象があるのですが、イギリスの場合は、その契約更新のタイミングに住んでいた人が更新料を払うそうです!
住宅事情、一つとっても、日本とイギリスでは全然違いますね。