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eスポーツイベントとシステム

書いては消し。書いては消しが続き、何気に初めての公開になるかもしれません。どうぞよろしくお願いいたします。

簡単に自己紹介

2000年ぐらいにゲームセンターのアルバイトをしていた頃から、ゲームプレイを通じて他人を魅了するプレイヤー達を知り、いつかゲームで稼げるような人が生まれて欲しいと思い、イベントに没頭し、色んなゲームの全国大会のスタッフをやったりと経歴を重ねました。
一時期はゲームセンター=メダルゲーム中心の活動せざるを得ない時期もありましたが、得意のITスキルを活かして、生放送+ゲームイベントをいち早く取り入れたり、海外イベントの日本語放送を構築したりと様々なことに挑戦しました。

私は格闘ゲームのイベントで育ちつつも、FPS、スポーツやパズル、ハード面でもモバイルやコンシューマー、PCなど様々な分野でそのスキルを活かしています。
2018年に独立しましたが、いまもコミュニティ活動をつづけながら、各地のeスポーツイベントを支えています。

イベント中の労力は有限である

今回はわかりやすくデータ活用で説明します。

いまだにeスポーツの現場で意外と多いのが、
・エントリーで名前を入力してもらう
・トーナメント表を作成するために名前を入力する
・配信画面にテロップを出すために名前を入力する
これらのデータがすべてバラバラに実施されている現場が多いです。

例えば、1名入力するのに15秒かかっていたとしたら、100名で25分。トーナメント表作成のため、テロップ反映のための3回入力すると、それだけで75分もの労力を使うことになるのです。

トーナメント大会をシステムとして考えたとき、例えばエントリー時に登録した名前はデータであり、それをそのままトーナメント表に反映させ、そしてライブ配信画面にも活用することで、上記のケースで考えると50分もの労力を確保できることになります。その時間を参加者のために使えると考えればとても有意義だと思いませんか?

そのために必要なワークフローは以下の通りです。

①Google formやエントリーイベントサポートのツール(smash.gg / Tonamel / challongeなど)を利用してエントリーしてもらう。

②エントリー情報をスプレッドシートやExcelに反映させてプール分けを行い、トーナメント表を作成する。

③エントリー情報をCSVファイル化して、ライブ配信画面のオーバーレイ(名前やスコア入力
に利用する

また、参加者に名札を与えるイベントであれば、名札に目立つエントリーナンバーを与えるのもよいでしょう。そうすることで、ぱっと見のナンバーをキーに、③のオーバーレイで使用する名前を呼び出せるようになります。

イベントを進化させる

このようにイベントの現場では、ただ単に回すだけでなく、そのノウハウを確実に自分の力にしていくことが大切です。
イベントの現場では、まずはがむしゃらに回すことで、進行できる方法を考えます。次にそれらを効率的に動かせる方法(システム化)を考え、実現できればより少ない労力と時間で効率的に場を回せるようになり、その分、参加者を満足させる時間に活用できるのです。

今回はわかりやすくデータで説明しましたが、自分達のイベントではモニターの設置や運搬、コントローラの片付けなどでも効率化を図っています。
現場で火力が高いと褒められることがありますが、それは火力が高いのではなく、多くの場数経験で少ない火力で効率的に回すノウハウを身に付けてきただけに過ぎません。
有限の時間を、有効的に使い、質の高い動きができるようにしましょう。


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