初めて学会に参加して後悔したこと

ついこの前人生で初めて学会に参加したので、そのときの感想と後悔したことについて述べたいと思う。結論から言うと、もっと早く現地開催の学会に出るべきだった、これに尽きる。なぜかというと以下の理由がある。

  • 周りの発表を見て刺激を受けられる

  • 研究室外の方々とつながりを築ける

  • 研究室の仲間とつながりを築ける

まず1つ目:周りの発表を見ると、意外と理解できることに気づくのである。修士課程で培った地道な基礎固めのおかげかもしれない。一部の研究発表については「あれ、これ自分でもできるんじゃないか?」と思ったりした。次の自分の研究の踏むべきステップなども見えてきたり、自分の研究に取り込めるアイディアを考えたりすることができる。
また、刺激の量ははオンラインのときとは段違いだった。オンラインのときはどうしても聞き流しながら他の作業をしてしまい、質問も一切聞かなかった。現地開催にしかない雰囲気は味わっておいたほうがよい。

2つ目に、実際に自分も発表してみてわかったのが、「(高圧的でない限り)質問をいただけるのはとても嬉しいこと」なのである。質問をいただき、興味を持ってもらうことで、発表が終わった後に議論を深めてつながりを作ることができる。逆もまた然りで、自分から質問を積極的に聞き、つながりを作りにいくことも非常に重要。これもまたオンラインでは絶対できないことだ。

3つ目に、ほぼ旅行みたいなものなので研究室の普段しゃべらない仲間ともつながりを築ける。自分は修士から今の研究室に所属し、研究室のゼミなどの活動はほぼオンラインだったため、友人を作りにくい環境だった。ときどき大学でゼミを開催することもあったが、ゼミ中はどうしても真面目な話ばかりになってしまう。飲み会もコロナだったり、みんなの個人の都合で開催が難しかった。現地開催の学会と言う名の旅行を通して、仲の良さは格段にレベルアップした。これは教授にも言えることで、初めて教授の面白い話をたくさん聞くことができた。自分は仲間のことを深く知れば知るほどその仲間のために頑張りたい、と思う性格なのでもっと早くみんなのことを知りたかったなと後悔が大きかった。

これらは種まきみたいなもので、できるだけ早く経験しておくことがよい。自分は種まきを卒業間際で行ってしまった上、これからは別の業界で就職をしてしまう。今回参加していた学部4年生の後輩たちはこれから修士課程が2年待っており、非常に有意義な研究生活となるだろう。羨ましい限りである。

今後に活かせるとしたらどのような機会だろうか。自分は以下のことがあると考える。

  • アウトプットをアピールしていくこと

  • 現地開催のものは無理してでもいくこと

  • 他人のアウトプットに興味を持つこと

自分は就職したあとも、アウトプットの機会(ブログ執筆、登壇)があればぜひ参加して成果を刻んでいきたいと思う。恥ずかしいこともいろいろあるだろうが、自分をそのような環境に追いやることでしか見えない景色がある。

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