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withコロナを象徴?「2022年、売れたものランキング」

こんにちは。笠原です。2022年も残りわずかとなりました。
本日ご紹介する知るギャラリーの記事は、毎年年末に公開される人気記事、「2022年、売れたものランキング」です。
生活者の日々の変化と伴って、購入品が変化していることがよくわかる記事となっています。見どころをまとめましたので参考までにご覧ください。

インテージが全国約6,000店舗より収集している小売店販売データ、SRI+®(全国小売店パネル調査)で、日用消費財の中で何が特に売れたのかを振り返ります。

◆コロナ禍3年目 感染者急増に伴う市販薬の需要が増加
今年10月までの販売金額の前年比のランキングです。

1位となったのは検査薬。昨年同時期比で277%と大幅に数字を伸ばしました。その主因となったのが新型コロナウィルス感染症用の抗原検査キット※1です。第7波の拡大が急速に進んだ夏頃から売り上げが伸び、7月に363%になると8月には667%にまで続伸。9月、10月も前年比4倍程度となっています。感染者数と連動する動きを見せていただけに、今後第8波が拡大するようだと、さらなる需要増もありそうです。

◆化粧品は外出増で復調の兆し
昨年との違いを見るために、2021年の売れたものランキングと販売苦戦ランキングの上位10カテゴリーを見てみましょう。オートミールなど昨年1位、今年も2位と続けて売れたものがある中、目を引くのがマスクで隠れる部分の化粧品で、昨年の販売苦戦ランキングには3位・ほほべに、6位・口紅が入っていました。


これらは、今年は売れたものの上位に顔を出しています。4位・口紅は145%、12位・ほほべにも114%と復調の気配が見えてきました。外出増やマスク緩和などの影響などが考えられます。

口紅などとともに外出のバロメーター的な存在なのが、今年3位で乗り物の酔い止めなどが入る鎮暈剤(ちんうんざい)です。2021年に比べ146%と大幅に販売金額を伸ばしました。生活者の意識の変化に加え、自治体などの旅行支援策もあり、旅行などが活況だったことが分かります。9位・使い捨てカイロ(123%)、11位の日焼け・日焼け止め(118%)なども外出増に伴って需要が増える商品です。

今年はイベントやお祭りの復活など、“3年ぶりの開催”といった言葉をよく耳にする年でした。そんな中、感染対策に気を付けながらも、外出行動を以前に戻していく、withコロナへのシフトがうかがえます。

いかがでしたでしょうか。
記事本編ではさらに詳しく、「2022年売れたもの」を読み解いています。
ぜひご一読ください。

参考記事:withコロナを象徴?「2022年、売れたものランキング」