海外通販tradeINN(トレードイン)で個人輸入して一部返品する話
TradeINNという「日本語表示対応」通販企業サイトの一部門
・TechINN(テックイン) techinn.comというテクノロジー製品のストアドメイン
で通販して、輸入して、一部初期不良としてスペインに返品するまでの話です。
参考記事:Tradeinn(トレードイン)という海外通販で購入は安全安心?評判と口コミ 送料は?
【事の発端】
・NASに搭載する大容量HDDが欲しい! 国内は高い! 輸入が安そう!
という安易な発想で何も考えずに 初めての個人直輸入 スタート。
※HDD、PCパーツという繊細なものだからきちんと包装とかされて発送されるだろう、という初心者的考えで
→バルク品で緩衝材も一切なく発送されるなんて思わないじゃないですかー…そりゃ4つ中2つ不良品になるわ。
【TradeINNは安心なサイトなのか】
・商品は届きましたし、返品処理もできました。返金もPayPAL経由で取れています。
そういう意味では、安心。泣き寝入りとかは無かったです。
【考えるべきこと】
・発送から実際のお届けまで日数がかかる、ということ
※今回の例:2021/12/15注文→2022/01/04到着
・輸入には関税がかかる、ということ(商品到着時に配達の郵便局員さんに払います)。
※関税系書類の裏面に返品時などは関税定率法20条 返品の際の手続(関税等の払い戻し)
・税関処理としての「関税の払い戻し」は税関の指定する「EMS」でしか対応していない、ということ。
https://www.customs.go.jp/tsukan/iyakuhin.htm
※事情を話して財務省関税局 東京税関 東京外郵出張所(江東区、東京メトロ東西線南砂町駅)に出向く必要がある
・返品するにしても日本からスペインまでの送料を考える必要がある、ということ。
※関税が還付されたとして、自腹で返品送料払うの? トータル損だから諦めるしかなくない?
・正しい返品処理の流れで「DHL」で送料TradeINN払いでの返品送品、損得勘定した上で損切り、関税払い戻しを「諦める」必要があること。
※we have arranged a pre-paid return by DHL.
【DHLでの返送について】
DHLってそもそも何? っていう所から始まるわけですよ。日本郵便とかクロネコヤマト、佐川急便みたいなものなの? って。「アクセア」とかサービスポイントあるようだからそこに持ち込めばいいのかな、とかよくわからないまま持ち込んだら「着払いはDHLオフィシャルで、集荷依頼した方が良い」ということで。
『インボイスって何?』っていう疑問と、「non-commercial invoice」を印刷してくれ、と書いてあって【非商用送り状】のリンクがあって、名称が紐づかないから何やねん、っていう。
特に自分でインボイス書類を作る必要もなく、PDFを印刷してDHLの集荷係の人に「これがインボイスです」って渡せばOKでした。
【関税の処理について】
・今回の結論:関税の払い戻しよりEMS送料の方が高いなら企業側指定の着払い伝票の方がトータル「損」を最小限にできる。関税は諦めろ。
・EMS指定のインボイス書いたり、写真撮ったり、関税職員とのやり取り~税関に持ち込んだりとかなり面倒そう(私は、行く直前まで準備したけど結局行かなかったパターンです)
【輸入してみて、トータルで損得どっちだったの?】
・今回は損得では得ではあるものの、個人的な心情としてはどっこいどっこい、むしろ損でした。
155,517円+関税約9,000円=164,517円で手元に。商品4つ中2つが不良品で、PayPalで「76,492円」が返品返金処理。
支払い総額88,025円で、日本国内調達93,600円分の商品が手元にある、という意味では金額だけみると損得では「得」です。
WESTERN DIGITAL WUH721816ALE6L4 16TB
価格コム価格 46800円×2=93600円(2022/01/29現在の価格)
目論見としては、164,517円で輸入した全品が問題なく稼働して、国内調達187,200円分に2万円差つけておっとくー! の完全勝利を目指していたので残念ですね。
それに、NASに搭載するHDDが4つ想定だったのが手元に残ったのは中途半端な2つなのでここに頭を悩ますことになるわけですヨ…。
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■今後TradeINNは使うのか?
時と場合によると思います。転売ヤーのせいで価格高騰したりしたNintendo Switchのようにパッケージングされているものなら買うのはアリだと思いますし、どうしても欲しい!時に活用するかもです。
が、繊細なPCパーツの個人輸入はオススメできません。
【時系列の整理:参考の日数間隔】
2021/12/15 注文
2021/12/21 発送連絡メール受信
2022/01/04 到着→TechINNの返品クレームで問い合わせ
2022/01/07 税関に電話:メールでやり取り
2022/01/14 DHL集荷
2022/01/27 TechINNより返品された旨メール連絡受信
2022/01/29 PayPalの返金確認メール受信
【日本→EMS/DHLで自費で送り返す場合は?】
やり取りしても英語で書かれてるしどうなん? って試算したり、DHLのサービスポイント窓口で試算してもらった結果。
・日本郵便EMSで送る場合:インボイス書いたりした上で、6000円掛かる(Web上での入力で分かって諦めた)
・DHLの場合:15000円掛かるとアクセアで言われた
→もし関税4500円払い戻しあっても送料で損になる!
車とかあるならまだしも東京メトロ東西線南砂町駅から歩いて、とかいろいろ手間じゃん、DHL集荷に電話連絡して「多分これ着払い伝票だと思うんですけど…」って手探りで何とかするしかなかったよね!
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