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ボー・スィエル@ナショナル田園
田園調布からバスで帰ろうと時刻表を眺めていて、ふと駅から環八沿いに少し行ったところのナショナル田園にボー・スィエルがパンを卸していることを思い出した。
ボー・スィエルは四街道のパン屋さん。フランス人のお父さんと日本人のお母さんと息子さんと奥さんが経営している小さなお店である。本場フランス仕込みのパンの種類が大変豊富で曜日限定のものもあり、土曜日にはフランス家庭料理のお惣菜も出している。
ここのパンとお惣菜が大好きで、四街道に住んでいた頃は年がら年中買いに行っていた。ロックフォール(ブリオッシュにロックフォールのクリームをつめたもの)と曜日限定のいちじくのメテイユがすごく好きで、あればだいたいいつも買っていたのを思い出した。遠方の大好きなお店のパンが田園調布で買えるしちょうど近くまで来ている。これは行くしかないよね。
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東急線を跨ぐ環八の植え込みにはムベが這わせてある。アケビ科の植物で、アケビと同じく実は食べられる。今年も実がなり始めた。でもここ実が熟す前にお手入れが入っちゃうんだよなあ…。お手入れで伐採されたら実ともお別れになってしまうのは少しさみしい。まあ仕方ない。
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ボー・スィエルのパン2種購入。
フーガスは歯応えのよい生地にブラックオリーブ、赤パプリカが挟み込まれて表面にオリーブオイルが塗ってあるイタリアっぽさのある味。なるほどプロヴァンス地方のパンである。個人的にはワインのいいつまみになると思う一品。
クロワッサンは王道の味である。サクサクの外皮と無数に折りたたまれた生地にしっかり練り込まれたバターの味と香りがたまらない。生地越しにバターを味わう感じというか。そしてこちらも存外歯応えよく、サンドイッチにするのにも向いていると思う。
四街道は遠いから徒歩圏内で買えるのはものすごく嬉しい。
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売り切れも多かったから次に行く時はもう少し早い時間にしよう。