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コロナ拾って諸々体験中

ワクチンは7回全部打っていたので恥ずかしながら油断して罹患の可能性についてあんまり考えていなかった。
最後に打ったのが2023年10月、効果は切れているよね…。

ある朝起きたら喉がとてもいがらっぽくて痰が絡み、気管支炎かな?みたいなゼイゼイと湿った咳が続いた。
その日はそれだけだったが翌朝の寝起きに身体が火照って重だるく、体温を測ったら37度強ほどあった。
うわめんどくさーいと思いながらロキソニンを飲み、いつものようにマスクをして日雇い派遣の現場へ出かけた。
(日雇い派遣は当日欠勤すると仕事がなくなるんだなあ)

一旦熱は下がっていたがしかし現場についてまもなくまた上昇し始め、ずっとマスクをしたままだったので暑さで息苦しくなり、しまいには目が回って作業をまともに進められなくなってきた。
しかし早引きなんぞしたらただでさえ安い時給なのに手取り激減でやってられない。
なので何とか定時まで耐えしのいで帰路。
仕事中から痰の絡む咳は止まらず上がってきた熱で頭はぼんやりしたままで、世界が回るようなめまいと頭の芯がぶれるようなふらつきまで出てきた。
我が事ながらよくそれで歩いて駅まで移動したなというレベルである。
更に頭痛と喉の痛みまで出てきたところでふと「抗体検査キット買って帰ろうかな?」と思いついた。

熱と喉の痛みに優しいももジュース

ドラッグストアは3軒回ったが医療用の抗体検査キットがあったのは1軒だけで他は研究用(精度が低いやつ)しか扱ってないという。
5類になって扱いを減らしたのかなあ、この体調で3軒回るのはしんどかった…。
定時18時で上がって何だかんだで家に着いたのは21時近く。
もう心身共に疲れ果ててぐんにゃりだったがさっさと検査してみなくては気持ちが落ち着かない。
事前に体温を測ったら38度を超えていて、呻きつつ説明書を読み手順通りに検査を進めた。

ワ、ワア…!(ち〇かわ調)

検査キットが無駄にくっきり陽性を示している。
だが本来なら病院へ行くべきところだが5類になってからコロナの治療費が高額になってしまっている。
相場を調べると3割負担でも15,000円前後になるらしい。
処方薬がバキバキの新薬でまだジェネリックもないから1錠の薬価がべらぼうに高いのだ。
しかし日雇い派遣なんぞやっている今の経済状況では到底支払うのは無理である。
仕方がないのでとりあえずは家に閉じこもって市販の解熱剤だけでしのぐことにした。

熱は翌日まで上がったり下がったりを繰り返しながらだんだんと平熱に落ち着いた。
咳と痰はゼイゼイとしつこく続いて、咳止めを飲んでいるのにやっぱり気管支炎かな?みたいな状況である。
他にめまいやふらつき、坂や階段などで気管支がキュッと閉まるような感じの息切れ、 味覚障害と嗅覚障害の発生などなど多彩な症状が出現した。
一応めまいとふらつきは数日で治まり味覚障害と嗅覚障害はだいたい2週間で戻ってきたが、咳はその後もずっと続いていて夜中にひどいので咳止めが手放せない状態のままである。
夜中の咳で何が困るって睡眠不足の蓄積で朝身体が強めのだるさで起き上がれなくなることだ。

咳き込んだら起きてこれを飲む

それに加えて妙に疲れやすくなったというか疲れの抜けが今までより更に悪くなった気がする。
日雇い派遣はだいたい立ち仕事8時間程度でさほど重量物を運ぶことはないので大して疲れることもなく、帰路少しウォーキングもしていたものだ。
しかしコロナ後は1日働くと2日くらいへばって朝本気で起き上がれないくらい疲弊し、ましてや帰路のウォーキングなんてとんでもない。
仕事帰りでない普通の朝活でのウォーキングも長距離は身体がつらくて出られず身体が鈍る一方である。

身体がつらくても野草だけは撮る

そして今一番困っているのが日雇い派遣の就労そのものである。
不安定極まりない雇用形態で明日もしも案件の募集がなかったら仕事にありつけずあぶれてしまうような条件の中、朝ちゃんと起きて遅刻せずに現場へ向かえる自信がすっかりなくなってしまった。
一旦仕事の予約を全部キャンセルして増員の依頼メールが来たら体調と相談して応募しようと考えた。
だが非常に運悪く「顧客からの案件の募集が激減した」タイミングに重なってしまったようで、現状入れそうな(身体への負担が軽めの)案件が全くないのである。

実は仕事で自立できそうな感じになってきてめでたく生活保護が停止(廃止ではない)になったばかりだった。
そんな矢先にコロナ罹患で思うような活動ができない有様である。
経済的破綻は「最悪の場合」ではなく現実となりつつあり、対策をひとりで考えたところで堂々巡りの上にどんどん悪いことが浮かんできて気持ちが滅入る一方だ。
かかりつけの心療内科の先生に話したらめちゃくちゃ心配されて「福祉課に相談してみるべき」と強く勧められた。
(先生も自立を目指している気持ちを知っている)
相談するのも挫折感と悔しさで心がしんどいが背に腹は代えられない。
老猫がいるからまだ生きなくてはならないのだ。

元気でかわいいねこ(もうすぐ15歳)

取り急ぎ先日福祉課に行き、事情を話して検討してもらうことになった。
どうなることやら、である。