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マヤ暦と宇宙シリーズ⑳~白い鏡~

「マヤ暦」とは、約4000年前の古代マヤ文明で神官が儀式を司る時に用いられていた神聖暦(カレンダー)のこと。数学と天文学に優れていたマヤの人々は、自然と調和できる精密な暦をつくっていました。また、天体の巡りや宇宙の波動が人間に大きな影響を与えていると感じていました。
260日周期のマヤ暦では20の神様(太陽の紋章)が13日ずつ見守ってくださり、毎日異なるエネルギーが降り注がれています。20×13=260日、マヤ暦では日や人をKINという単位で表しています。このマヤ暦260KINの中に、誰でも自分のKIN(マヤ暦バースディ)が存在しています。もちろんひとつずつ、性質や特徴が違います。
自分が生まれてきた日に宇宙から受けたエネルギーはどんなものだったのでしょう。
エネルギーを胸いっぱい吸い込んだ瞬間、生まれてきた目的が「刻印」され、人生の流れが決まるそうです。この刻印が太陽の紋章であり、自分の本質に大きく影響を及ぼします。
本来持っている才能や生き方などの道標となるのがマヤ暦です。このシリーズでは1つずつ太陽の紋章を紹介していきます。

今回は、太陽の紋章「白い鏡」(Etznab:エツナブ) KIN 118~130を取り上げます。2021年12月27日~2022年1月8日まで「白い鏡」のエネルギーが流れる13日間となります。

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マヤ暦には20の紋章がありますが、その中でもっともスピリチュアリティな「白い鏡」は真実を見透かす力を持っています。白い鏡とは、姿形だけではなく魂まで透ける“鏡”です。この紋章を持つ人は、純粋で真面目な人が多く、礼節を重んじ秩序を大切にしています。
つい自分の“枠”を作りがちですが、この枠を外すことで、自分の限界を超えることができる強い人でもあります。

そんな「白い鏡」の13日間は、この紋章をもつ人に限らず、全ての人に白い鏡のエネルギーが降り注ぐ期間となります。強すぎる思い込みや自制心をほんの少しでも和らげるよう意識して過ごしてみましょう。自分自身の枠を広げ、自由に生きようとすることで、無限の可能性が広がっていくでしょう。

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「白い鏡」の紋章(マーク)には二つのピラミッドが描かれています。
一つは地面から天に向かって、もう一つは天から地面に向かって立っており、頂上のところで一つに繋がっています。これは、ピラミッドの頂上まで行くと限界を超えて、宇宙のピラミッドに出会うことを意味しているのですが、その二つのピラミッドが繋がるところに「白い鏡」があるそうです。マヤの時代には、王や神官は、ピラミッドの頂上のところで断食をして瞑想する日々を過ごしていました。そうやって自分自身の闇を浄化して宇宙と繋がっていたのかもしれません。
鏡に自分の姿をよく映し出してみると、今の自分に必要なメッセージを感じ取れるはずです。また、抱えている問題に真正面から向き合うことで、はっきりと結論が出やすい時期でもあります。目の前の現実は、自分の心が反映されたもの。心を磨き続けることの大切さを感じる期間になりそうですね。

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☆宇宙とつながるキーワード☆
「永遠性」「秩序」「映し出す」「時間の超越」
二つの鏡を合わせるとずっと果てしなく広がっているように見えます。
“ここまで”という境界線は実は自分が勝手に作り出したもので、越えていこうとしないだけかもしれません。堅苦しい常識の枠を外して広い世界を見渡すことで、きっと自分自身の限界を超えていけるでしょう。

☆白い鏡の人の恋愛☆
「白い鏡」という言葉通り、心の奥に美しい鏡をもっているので、透明感と純粋さが際立っています。もし、私利私欲で相手を選ぼうとすると、その魅力(美しい鏡)は曇ってしまうでしょう。年収や学歴など表面的な条件に惑わされず、相手の内面・本質を見ることが大切です。そんなピュアな心を持ち続ける限り、いつまでもその輝きは失われないでしょう。

マヤ暦はもともと神官が用いていた暦であり、天文学がベースになっています。自分が生まれた瞬間に、宇宙から受けたエネルギーにより人生の流れは決まっています。
古代からのマヤの叡智により本当の自分を知ることで「答えは自分の中にすでにある」ということに気づいていただけるのではないでしょうか。
そして、宇宙からのメッセージを意識して過ごすことで、自然のリズムと共鳴し、心を整えることができるようになるはずです。
毎日を心地よく過ごすために、このマヤ暦を一つの道標にしてくだされば幸いです。

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