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ドラゴンヘッドとドラゴンテイル 〜今世の使命と過去世の業(カルマ)

明日は月蝕ということもあるので、皆さんにとって必要な情報や知識においては「ドラゴンヘッドとドラゴンテイル」何であるのか?ということと
そこから何がわかるのか?それらが何を私たちに伝えているのか?ということだと思います。

ご自身の出生図チャート(ネイタルチャート)をぜひ無料サイトにて作成してみた上で、この記事を読み進めてみてください。

さてさて。そもそも月のノードの話から始めたいと思います。

月のノードは天体ではなく、空間上の点となります。ノードの軌道は、月の軌道と黄道平面(太陽の通り道であり、惑星がそこを周るように見えている)が交差するところから生まれます。

ノースあるいは上昇ノードは、月が太陽の通り道を南から北へと横切るところから表します。
サウスあるいは降下するノードは反対に、月が北から南へと天の緯度を旅するところから作られます。

ノードは中国の占星術では、ドラゴンヘッド(ノースノード)ドラゴンテイル(サウスノード)と呼ばれています。

ネイタルチャートにおいて、

ドラドンヘッド(ノースノード)

精神的な力と統合のシンボルです。未来を描き出し、どのように新しい学びの体験が個人の成長へと導くかを表します。

ドラゴンテイル(サウスノード)

反対側の180度向かい側に位置し、私たちが過去から引き継いできた知識の総体としての働きの基礎を示します。

上の画像が”ドラゴンヘッド”のマークとなります。チャート上にこれがどこにあるのか?
・星座
・ハウス

をチェックしてみてください。

ドラゴンヘッドは先の説明の通り、今世において私たちがやるべきこと、積極的に着手して行動していくことによって魂の成長を促すポイントを教えてくれるもの。

上記のマークがサウスノードでドラゴンテイル。
ネイタルチャートで記されていない場合は、ドラゴンテイルのちょうど180度向かい側の星座で同度数で位置しています。

ドラゴンテイルは過去世にやってきたこと、業(カルマ)や得意なことや慣れ親しんだことなどを表します。

明日の皆既月蝕のチャートをネイタルチャートに見立てて解説します。

度数までは見えにくいかと思いますが、ヘッドフォンのようなマークのドラゴンヘッドが
・9ハウス
・牡牛座

に位置していることを確認してみてください。

また今回は月蝕なので月に注目するため、ドラゴンヘッドが位置する
・3ハウス
・蠍座

がテーマであり、課題となります。

ドラゴンヘッドは、今回の皆既月蝕によって
どんなことを私たちに伝えているのか?
そのヒントとなるのが「9ハウス」「牡牛座」

Soul Astrology Courseではこの西洋占星術の基本的な知識の中で
ドラゴンヘッドとドラゴンテイルの学びにおいては重要視しています。
なぜなら”魂の視点からチャートを紐解く”ことを
テーマとしているからです。

さて、ドラゴンヘッド9ハウスに位置するときに
どんなことを私たちに伝えているのか?

それは「精神的な視野を持ち、今よりも高い展望を持つ」
ということにあります。

また反対側に位置するドラゴンテイル3ハウスにあり
それらが私たちに伝えているバランスは
「視野の狭い事実へのこだわりと執着を手放し、制限を超える」
ことを伝えています。

3ハウスは自分だけのテリトリーを表し
9ハウスは広い世界のテリトリーを表しています。

そして、ドラゴンヘッド牡牛座にあり
ドラゴンテイル蠍座にあります。

完全な入れ替わりではないものの、ほぼほぼ入れ替わりのエネルギーが
今回はキーポイントになっているのではないかと思います。
それによってこの配置はかなり使えるエネルギーだなと感じます。

それはお互いに相反するエネルギーが入れ替わる
つまりは”反転”のエネルギーが生じることによって
その後に起こる”統合”のエネルギーも生じるからです。

しかしやはり最初のキーとなるのは3ハウスの蠍座に位置する
月とドラゴンテイル
ではないかと感じます。

今までの古い自分の価値観、こうであるべき自分自身
世界に対しての今まで通りの期待感などを見つめ直し
本当にそれを自分自身が”今”望んでいるのか
よくよく問うてみることを促しています。

そこをしっかりと見つめ直した後に、9ハウスの牡牛座で位置する太陽と
ドラゴンヘッドが促す、広い視野や展望本来自分が目指していきたいゴールや夢に向かって飛躍できるチャンスが訪れるのではないかと感じます。

それが3ハウス蠍座×9ハウス牡牛座=統合という方程式。

ドラゴンヘッドとドラゴンテイルは常に逆行し
常に180度の補完の関係性を保っています。

インド占星術においては、ドラゴンヘッドはラフーと呼ばれ
ドラゴンテイルはケトゥーと呼ばれており
どちらかというとネガティブなものとして捉えられています。

それはカルマ(業)に関連したり、過去世に関連するだけでなく
突発性で急性な物事の展開を表しているからとも言えます。

ラフーとケトゥーのエネルギーは私たちがコントロールできる範疇を超えたところにあるため、抗うことのできない状態を教えているのだと思います。

そもそも、サインもハウスも補完の関係性を持つことによって
それぞれのエネルギーを発揮しているので

このドラゴンヘッドとドラゴンテイルが織りなす蝕というイベントは
私たちにとって偏りへのバランスを取ることを
教えてくれているのではないかと感じます。

こうやって説明をされても、ご自身のチャートを観たところで
何のことやらサッパリと思われるかもしれませんが

基本的な知識を理解できると、そのあまりにも美しい
エネルギーの協奏によって
私たちが生かされているという事実に触れ
感動を覚えることだと思います。

占星術は鑑定で観てもらうよりも、自分自身で学びを深めて紐解くことで
より人生に活かすことができる叡智なのです。

ぜひとも自分の人生をより良く生きていきたい方は
Soul Astrology sessionを受けてみてください!


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