カルマは廻り、魂の輪廻へとつながっていく 〜ラーフとケートゥが織りなす月蝕がもたらす影響とは〜
本日は10月の一大イベントと言っても過言ではない
締め括りのエネルギーが強まる日。
部分月蝕となる今日は、これから続くであろう未来を
決定づける出来事がここ数日の間に起こっていないかを
改めて私たちに問いかけてくれることでしょう。
それはどんな人にとっても、根底的には変わらない問いかけ。
人生が、魂が、宇宙が常に私たちに対して問いかけていること。
それは
『そろそろ、あなたの人生を決めるときですよ』
ということ。
これは今世に限らず、過去世にまで遡ったときに
私たちはカルマが生まれる出来事や事象、言動によって
魂の輪廻に深く取り込まれ、そこから抜け出すことすら忘れてしまう。
そんな転生ゲームを繰り返しているのです。
しかし、この10月に起こった金環日蝕と本日の部分月蝕によって
私たちはどうやら目覚めるタイミングであることに気づくのです。
いつまでもカルマと向き合わず、それを避けていくことによって
またカルマが生じ、常に輪廻の中にありながら
まるで「自分自身」を生きているかのように錯覚している。
それが今の今まで、この人間界が始まってから繰り返されてきた
当たり前の私たちの在り方だったのでしょう。
しかし、時が過ぎることによって
私たちは退化しているように思い込まされつつも
どこかで「進化している」ということにも薄々気づいているはず。
カルマの大元となる、私たちがなぜ生まれ、なぜ生きているのかについて
その大きな疑問に答えるかのような出来事が目の前で展開され
それによってようやく目覚めていくのです。
私たちはじつのところ、カルマが生じることによって
この世に生まれてくる意味を知り
生かされて生きていることに気がついていくのです。
そのことがよくわかる、ラーフとケートゥの物語。
ヒンズー教における天地創造の物語である”乳海攪拌”に記されています。
輪廻があることで、私たちはカルマを引き継ぎ
次の生に対する理由づけをしているということ。
生まれるということは、一度、古い自分が死ぬことによってしか
実現されないという生と死の物語はまさにこの日蝕と月蝕が織りなす
エネルギーそのもののように思えます。
今までの自分が本来の自分ではなかったとそう気づけた人は
きっとその古い自分を葬り去り、新たな自分を迎え入れる準備が整ったと
宇宙からのサインが送られてくることでしょう。
人はいつからでも生まれ変われます。
それはカルマというものと対峙し、それを理解し、受け入れ
和解した時に初めて古い自分と別れを告げる勇気が持てるようになり
新たな自分との出逢いを歓迎できるようになるからです。
そしてカルマは、大元のカルマへと近づけるよう
少しずつ対峙と昇華を繰り返すことで
本来の自分自身を思い出すキッカケを与えてくれることでしょう。
そんな大切な節目とこれからの人生を決定づけるキッカケとなる日。
それが本日の部分月蝕なのです。
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