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AIなどのインスタントなクリエーション時代における、ヴェーダ占星術の在り方

やるべきことの前後が逆なことを承知の上で
まずはこの記事を先にアップしたいなと思う。

西洋占星術とヴェーダ占星術のマンツーマンオンライン講座を
先日にひっそりとスタートさせた。

どんな業界でも同じだと思うけれど
「何を学ぶかより、誰に学ぶか」が大事になると感じているから

私という人間に価値を見出してくれた方にのみ
知識や情報をお伝えできたらと考えている。

でも今の時代。特にAIが発達してきた今だからこそ
誰に学ぶのかに重点をおかずに、インスタントに情報だけ求めて
すぐに仕事やお金に結びつけてしまうのは致し方ないと思う。

しかし、西洋占星術ならまだその点は高い壁が崩された状態だけど
ヴェーダ占星術に関しては、そこは相容れないこと。

そもそもヴェーダ哲学から派生した占星術であり
占星術という「占術」ではなく、「学問」であるという位置付けが
今もなお理解されている。

ただ、日本においてはそういった思想的背景は全くないから
インド占星術でネットで検索し、安易に知識や情報だけを拾って
それをつぎはぎに西洋占星術の知識と絡めて理解すればOK!とする
そういう方々がほとんどではないのかなと感じる。

特に意欲的に発信活動をされている方は、その傾向が強い。

古代のヴェーダ哲学、特にインド占星学における「Jyotish」は
師が弟子を選び、口伝のみで伝えられ、書物などを一切残さないとした
そういった背景があることを知る人も少ない。

そして、北と南でチャートが異なり、さらに地域でも暦が異なり
大きな節目となる日時も異なるという
かなり稀有な占星学であることも知る由もないと思う。

きっと今ならAIにある程度、学習させて
インド占星術における毎日運気なんてものも簡単に出来上がる。

それを良しとしないのが、インド占星学、ヴェーダ占星術なのだ。

AIの世界が発展し、クリエーションがどんどんと
それに基づいて簡単に、すぐに出来上がってしまう。

そこに価値や魅力を感じることはあるけれども
少々ここに来て、飽きてしまった方々も多いのではないだろうか。

イラストにしても、文章にしても。
一目見れば、全文を読めば、それとわかってしまうからだ。

だからこそ、それを駆使したいという人たちは
「誰から学ぶ」ということを大切にはせずに
「何を使うか」にのみに価値を見出してしまうのだろうと思う。

西洋とヴェーダのチャートの違いについては
アヤナムシャが一番に挙げられるだろうけれども

それによって、どのような影響があるのか
なぜもとは同じ宇宙の星々の配置からの影響を紐解くのに
捉え方が異なってしまったのかの歴史的背景などにも

興味と敬意を持って、調べて
伝えていくべきではないのかなとも感じている。

そこまでAIは学習しきれない。
なぜなら、ネットで拾えるヴェーダ占星術の知識には
限度があるから。

コツコツ、一つずつ、知識を積み重ね
多くのチャートを読むことで身につき
実際に多くの人と対面でやりとりすることで
机上での学習だけではない、深みが蓄積されていく。

それこそが占星術の世界。

そこを蔑ろにしてしまうのは、占星術に対する冒涜だとすら感じる。

今日も楽しくSoul Astrology講座を行ったけれども
やはり占星術を学ぶ上で、様々な経験に基づく知識をお伝えすることで
マニュアルでは伝えきれない部分を理解してもらえたことが
とてつもなくうれしいことなのだと実感した。

Jyotishにおける「師が弟子を選び、口伝でのみ伝えられた叡智」
をやはり軽んじてはいけないのだなと改めて感じている。

そんな想いも併せて、講座ではお伝えしていこう!
と心を新たにして、詳細も加筆して告知しよう。


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