ラリーガ21-22 第8節全マッチプチレビュー

さあ8節!
なにやら違和感があるラリーガ順位表。一筋縄ではいかない事は分かっている。
今週も荒れ模様。場合によっては独走体制に入るマドリーは?絶望感漂う下位4チームは?アトレティコバルサのビッグマッチは?

参ります。


①アトレティック 1-0 アラベス

●盤石に見えた1-0
【アトレティック】’44 ラウル・ガルシア

アトレティックアラベス


開幕から好調のアトレティック、前節アトレティコ相手にようやく初勝利(初勝ち点)のアラベス

この試合で、アトレティックのイニャキ・ウィリアムスは203試合連続出場のラリーガ新記録。2016年の4月から続く記録との事。凄すぎる。おめでとう


試合は5分にCKからナバーロのハンドでアラベスは早速PK献上。キッカーはラウル・ガルシアだったが、GKパチェコが思いっきり右に誘ってしっかり止めた。点が取れないアラベスとしてはいきなり試合が終わるところだった

綺麗な5-4-1で入ったアラベス。なぜこうなった?と思ったが、効果的なプレス回避を披露

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画像3


ワンサイドに追い込むアトレティックに対しサイドチェンジを使ってファーストプレスを突破。なるほどね。その先どう崩すかは知らないけど。

この日のアトレティックはイニャキの裏抜けが効果的でアラベスのラインを押し下げる。アラベスは相手を押し込んで後ろが3枚になった際のネガトラが甘く簡単に陣地回復を許す。
先制点もカウンターから。前3枚の速攻でCKを得て、ショートコーナーからラウル・ガルシア。ファーに完璧な入り方をした。

アトレティックはこの1点で勝ったが、相変わらずセットプレー以外の得点パターンが乏しい。イニャキのシュートが入らないのがね。メンバーも固定できているし、あとは得点パターンだけ、というところ。

アラベスはトニ・モヤがアトレティコ戦同様ビルドアップで頑張ってた。が、相方のルームがあまりビルドアップ貢献がなくチグハグ。わざわざレンタルで借りてこの選手で何をしたいのだろうか?笑 現状あまりチームにフィットしてる感じはないよね。ピナとモヤでは駄目なのかね。


●ピックアップ選手
ラウル・ガルシア(アトレティック)
パーフェクトだった決勝点で今季初ゴール。それ以外にもシュートチャンスを複数作った。得点パターンに悩むチームをその経験値で導けるか



②オサスナ 1-0 ラージョ

●勝負を決めたスーパーゴール
【オサスナ】'90+1 マヌ・サンチェス

オサスナラージョ

好調のオサスナ。
対するはここ5試合4勝1分、13得点3得点の昇格組ラージョ。凄いね、あらためて。お互いトップ10を狙える開幕スタート

オサスナはルーカス・トロをアンカーに置いた4-1-4-1でしっかりと組み立て。選手間の距離が近く、気分良くボールが回る。
ロベルト・トーレスのベストな使い方には悩んでいる様子。
左サイドのルベン・ガルシア、マヌ・サンチェスのコンビで1枚剥がせるとチャンスになりそう。
ラージョはセンター線が固く縦パスは基本的に入れさせない守備。とにかく球際が強烈。ファールになる事も多いが、相手に簡単にプレーさせない。後ろを向いたら激しく寄せる。
そして劣勢でもボールを放棄しないのがラージョの良いところ。マイボールになるとジリジリと前進する。あとはカウンターでここぞ、という場面ではとんでもない人数がPAに押しかける。力の入れ所を共有できている感がある良いチームだ

オサスナはまあ1点は取れるだろ、という雰囲気のまま取れずに時間が過ぎる。ラージョもこの日は決め手なし、ファルカオも不発。
このままドローか?という様子の中後半ロスタイム、めちゃくちゃ難しいクロスボールにきっちり頭で合わせて決めたのはなんとマヌ・サンチェス。アトレティコの子ですその子!
たぶん選手交代の流れで一つ前のポジションになっていたようです。たぶん
それにしても難しいヘディングだった。オサスナが勝った。

これでオサスナは4勝2分2敗と抜群のスタート。中盤のタレントが揃っており最終ラインの対人強度もある。完成形が見えてきた。

ラージョも負けはしたものの、ロスタイムにスーパーゴールで負けたのでは仕方ない。切り替えよう。このチームはまだホームでは全勝。ここから上位との対戦がいくつもあるが、まず残留へ向けてそこを乗り切りたい


●ピックアップ選手
マヌ・サンチェス(オサスナ)
先季の冬からレンタルで加入したオサスナでコンスタントに試合に出て、ついに初ゴール。劇的な決勝ゴールになった。おめでとう



③マジョルカ 1-0 レバンテ

●死闘を制するのは
【マジョルカ】’75 ババ

マジョルカレバンテ

開幕から好調だった昇格組のマジョルカはここ2試合で9失点。
未だ未勝利と絶不調のレバンテをホームに迎える。

正直どちらも降格争いをするようなチームではないのだが。特にレバンテは個人的に好きなので頑張って欲しい

ホームのマジョルカはイ・ガンインがトップ下のように振る舞う。主に右ハーフスペース。ダニ・ロドリゲスの内へのベクトルとの関わりがポイント。
ビルドアップは普段通り、ババが右に落ちてデ・ガラレタは中央に位置。前線は正直勝手に動いていてあまり良い配置ではない。どう見てもネガトラに問題がある
前線への放り込みはニーニョがドゥアルテに勝てる見込みなし。

レバンテ。前線がマルティとモラレスなので純粋なトップがいない。マイボールではマルティとパブロ・マルティネスの2トップの下にモラレス、のような形になる。デ・フルートスも内側でプレーするので相変わらず誰が大外取るねん状態が続く。

トランジションが連発する試合展開で前半ラストにお互いヒートアップ。前半終了してロッカールームに向かうところで退場者が出た(レバンテのコーチだったようです)


後半、レバンテはデ・フルートスが大外を取り始め(多分たまたま)、アーリークロスが形になり始めるがこれがまたトランジションゲームを進行させてしまった感。お互い球際がさらに雑になり始める。
75分にマジョルカが先制。放り込みからイドリス・ババの頭で決めた。
レバンテはモラレスのPK失敗で万事休す。

こういう試合になると前線の選手が相手を追いかけ回すマジョルカが優位に。結果的に90分間走り勝った。センター線の強度が活きた試合。本当に昇格組の強度じゃないと思う
これで今季3つ目の1-0。勝った試合は全部1-0。
レバンテは駆けっこで劣ったのとラストサードのアイディアに欠けた。単独で侵入できるのは良い点なのだが。
カウンターの質もマジョルカの守備の安定感を上回れず。3試合連続スコアレス負け&開幕8戦未勝利。なかなか厳しいが巻き返して欲しい。


●ピックアップ選手
フランコ・ルッソ(マジョルカ)
空中も地上も、レバンテのアタッカー相手に90分我慢。なかなかスタメンに定着できないがここで質の高いプレーを見せた。



④カディス 0-0 バレンシア

●元気のないバレンシア。

カディスバレンシア

さてバレンシア。好調に見えてソレール、ガヤ、コレイアと怪我人が出ている。チェリシェフはここに間に合うと聞いていたがベンチにも入れず。トップはマルコス・アンドレが初スタメン。マキシ・ゴメスは怪我ではなく出場停止

カディスはトップに29番オスマジッチが初スタメン。
綺麗な4-4-2できっちり守る。

バレンシアは解決策を作れない前半。引いた相手を崩す選択肢が全部いない、みたいな状態でなかなか厳しそう。ゲデスの調子矢印が上向いてる事に期待したいが上手くいかず

得点の匂いが一切しないカディス。割り切ってドローゲームに。終盤出てきた35番のペドロ・ベニートという選手、登録者10万人いるYouTuberだそうです笑

バレンシアはユヌス・ムサに期待して見ていたが何も起こせず。彼の輝く条件がいまいちわからんね


●ピックアップ選手

ダニエル・ヴァス(バレンシア)
今季ここまで全試合スタメン出場。中盤の底で高い運動量と質の良い球出し。この日は際どいミドルシュートを数本。こういう試合での3ポイントにしたかったが不発に



⑤アトレティコ 2-0 バルサ

●アトレティコらしさと、らしくないバルサと
【アトレティコ】'23 ルマル '44 スアレス

スタメン

注目の一戦!マッチレビューはこちら!


●ピックアップ選手
ジョアン・フェリックス(アトレティコ)
過去3季の中でもベストに近い、上質のパフォーマンスだった。彼向きの試合展開になった感は否めないが、チームを勝利に導く働きを見せた。皆これが見たかったんだ



⑥エルチェ  1-0 セルタ

●ハードに戦うエルチェ。エースの帰還
【エルチェ】’49 ベネデット

エルチェセルタ


暑そうなエルチェホームゲーム。いい天気
エルチェは右WBのホサンが好調。長い距離の良いランニングを頻発。このチームはWBがランニングできなくなると試合にならないのでね。
ベネデットとルーカス・ペレスの決定力がもはや絶望的なんだが、チャンスメイクまではどうにかなっている。

セルタも普段通り。5バックで守られると思いっきり手詰まりになる感。色々中盤の選手を入れ替えてるけど基本的に何も変わらない


後半開始早々に前プレで奪ったエルチェがフィデル→ベネデットで先制。結構まじでシュートが枠飛ぶの初めて見た気がする

相変わらずCBが途中で痛むエルチェはベルドゥ、ディエゴ・ゴンサレスが立て続けにout。その流れで4-4-2になったが、なんだかこっちの方が戦いやすいのでは。フィデルがワイドになっちゃうのはもったいないけど、彼自身は走力もあるからね。チーム的には真ん中にいてほしいけど
途中からFWボイェが復帰したのは朗報。キレキレだったので一安心

セルタはどこか試合に集中できていない感じ
ハードに来るエルチェに対してイラ立ち、ただラフプレーをしている感じになってしまった。ドゥアルテのスライディングとか退場だろう
こんな感じで監督が変わってサッカーに集中できるようになるまでグダグダするのかなあと思うと非常に残念。ロスタイムにアスパスが同点にしたが、ハンドで取り消された。
エルチェはホーム初勝利。負けた相手もアトレティコ、ビジャレアル、ソシエダと上位ばかりで、上々の開幕スタートとなった


●ピックアップ選手

パブロ・ピアッティ(エルチェ)
先季は何故かカナダに行っていた苦労人。身長163cmと非常に小柄なアタッカーだがドリブルのキレは抜群。5-3-2だとあまり出番はないかもしれないが、4-4-2のワイドで使われて出色の出来。新しい攻撃パターンを作れるか



⑦エスパニョール 2-1 マドリー

●必然のアップセット
【エスパニョール】’17 デ・トーマス ’60 ビダル
【マドリー】’71 ベンゼマ

エスパニョールマドリー

マドリーはトニ・クロースの復帰戦。
クロースとモドリッチがビルド。
アラバが立つ大外にカマヴィンガ、ヴィニシウス、ベンゼマが関わる構築。なんとなく個人個人でやっている感があり、コンビネーションとまではいかない。アラバの位置取りを味方もわかっていない雰囲気がある

先制は17分にエスパニョール。
エンバルバが絶妙な裏抜けからピンポイントのクロス。ラウル・デ・トーマスの100点満点のフィニッシュだった。
ここしかないパスを2つ通して取った先制点。マドリーは左側の人数管理がまとまらないまま取られてしまった。しかしエンバルバは右も左もなく出てくるね

エスパニョールは頻繁にロングカウンターが刺さる。走力で上回れている部分で、マドリーに二次攻撃をさせない効果があった。
毎回やり直しをさせる事でそもそもコンビネーションがうまくいかない前半のマドリーの攻撃は同じ事の繰り返しになってしまった。

後半はロドリゴを入れてワイドを使いたいマドリー。しかし60分、アレイシ・ビダルがCHの脇を取ってPA特攻。ナチョがギャンブルチャレンジしてかわされ失点。彼は多いね、こういうの

ベンゼマの流れもへったくれもないゴールで理不尽に1点返したマドリーだが、エスパニョールも根性でクローズ。アザールにビューティフルなゴールを決められたりしながら(オフサイド)決死の守備。
前線のデ・トーマスを始め、ロスタイムまで全員でハードワークした。スタジアムの雰囲気を含め、”やってしまう”感を作った見事なアップセット。この日勝利に値したのは、エスパニョールの方だった


●ピックアップ選手
セルジ・ダルデル(エスパニョール)
マドリー相手にファイトしたエスパニョール。根性の話ではなく技術の話で、中盤でチームに余裕と落ち着きをもたらした。サイドの押し合いで譲らなかったオスカル・ヒルと悩んだが、攣っちゃったからね


⑧ヘタフェ 1-1 ソシエダ

●ミチェルヘタフェ”最後の”意地
【ヘタフェ】’40 サンドロ・ラミレス
【ソシエダ】’68 オヤルサバル

ヘタフェソシエダ

絶望の開幕7連敗、ヘタフェ。勝てば首位浮上のソシエダをホームに迎える。
しかしソシエダは調子が良い。5勝1分1敗でクリーンシート5つ。ここは鼻息荒く。トップのロベテは2戦連続のスタメン。

ソシエダはナバーロの位置取り。左右に動いてメリーノの上がるエリアを開ける。オヤルサバルもベストなタスクは真ん中だと思うが、隙間を見つけて良い横パスが出せる。

ヘタフェ。構築の配置がいまいち良くわからないが、アレニャに頼っている感は伝わる。中央に密集を作りたいんだな、という感じ。気を使って動けるアランバーリが犠牲になってる節も
40分にアランバーリが激しく奪ってファーストブレイク。サンドロ・ラミレスがゲット。先制。初勝利へ。

後半徐々にソシエダが押し込み始める。選手を替えながら前進。68分にクロスに飛び込んだのはオヤルサバル。本当この人は決める。
これでヘタフェのテンションが下がるかと思ったが、最後までもう1点を目指して戦えた。引いてくれた方がソシエダはやりやすかったと思うが。2点目は奪えずドロー。ヘタフェはようやく今季初めての勝ち点。ソシエダは首位浮上のチャンスを逃した。ソシエダの良し悪しというよりもヘタフェの意地だったのかなと。ソシエダにとっては当たるタイミングが悪かった。


●ピックアップ選手
ミケル・オヤルサバル(ソシエダ)
今季11得点中6点を奪う大爆発。貴重なゴールが多いのもポイント。まさにエースの活躍。


⑨ビジャレアル 2-0 ベティス

●差がついた両者
【ビジャレアル】’45+1 ’69 ダンジュマ

ベティスビジャレアル

好カード。CLではユナイテッドに負けたビジャレアル。この日は4-3-1-2でスタート。ジェラール・モレノが吹き続き不在
ダンジュマが大外に立つとコクランが突っ込んでくる感じ。しかしジェレミー・ピノは信頼されてるな

一方はEL連勝スタートのベティス。ベジェリンがスタメンにいる。ウィリアン・ジョゼでどうやって点を取るのか

どっちも「お互い疲れてるよな笑」とでも言いたそうな前半。だが、いつの間にこんなに差がついたのか、と言いたくなる位にビジャレアルが保持で上回る。
保持ができないとやる事がないベティス。前半ロスタイムにはベジェリンの信じられないボールロストからダンジュマに先制点を許す。ダンジュマ、調子いいね

後半はジェレミー・ピノ劇場。ベティスを自陣に引き込みながら前2人を狙ったカウンターで速攻を連発。15分間で3つ決定機を作った。そしてダンジュマにつながる落とし。彼ちっちゃいけどロングボールのポストプレー非常に上手い。あとファーに消えるのが上手い。
ダンジュマは88分にルベン・ペーニャからプレゼントパスをもらうが惜しくも決められずでハットトリックならず。ロスタイムにはイボーラが久しぶりの復帰戦。拍手で迎えられた。20歳のニコラス・ジャクソンもデビュー戦を迎えた。

1試合消化が少ないビジャレアルはこれで2勝5分。勝ちも少ないが唯一の無敗を守った。ベティスはカナレス欠場のここはノーカウントと思いたいところだが、ラストサードで何もできず、ボールも41.8%しか持たせてもらえず。ELがあるのに先季より選手層の質も悪く、苦しいシーズンになりそう


●ピックアップ選手
ジェレミー・ピノ(ビジャレアル)
18歳はベストのパフォーマンスを見せた。
足下で受けて前を向くプレーもカウンターの受け手となるプレーも、大外に消えてクロスを待つプレーもいずれもハイレベル。監督の信頼に応えた



⑩グラナダ 1-0 セビージャ

●機能した組み合わせ
【グラナダ】’25 ロチーナ

セビージャグラナダ

未だ勝ちのないグラナダ。ホームにセビージャを迎える。
下手をすると今季一番スタメンの固まっていないグラナダ。ゴナロンとミジャがCH、モントロが前め、のバランスが良い感じ。

いつの間にか普段通りのシステムに戻っていたセビージャ。フェルナンドが落ちる。ラメラに右を取られてスソが左で出場する衝撃(途中で左右変わってた)

24分ライン間で微妙にマークが緩かったセビージャ。ロチーナの絶妙なコースに飛んだミドルが突き刺さりグラナダが先制。GK逆に動いちゃったね
27〜28分にもスアレスの裏抜けでネットを揺らすがこちらはオフサイド。セビージャが緩い理由がいまいち見えない。

攻撃面では前3枚があまり効果的にボールを触れずチグハグ。ラファ・ミルってフィニッシュ以外何もしないな。まあエン=ネシリも似たようなもんか

後半ナバスとパプ・ゴメスが入って少し気の利いたボールの回り方を始めるが、押し込むとPA内で数人突っ立ってる状況は先季から変わらず。こうなると得点の気配が消える
グラナダは真ん中を固めてどうにか耐える守備。いつになく我慢が効いていた様子。ビクトル・ディアスとアブラムの組み合わせ、いいんじゃないでしょうか

ロスタイムにはユニフォーム引っ張ったスアレスにキレたジエゴ・カルロスが肘打ちで退場。
グラナダはようやく今季初勝利。継続して良いと言える形に辿り着いたんじゃないか。一方セビージャは今季初黒星。難しい組に入ったCLも苦しんでるし、どうにか解決策を見つけたい


●ピックアップ選手
ルイス・スアレス(グラナダ)
いつもよりキレが増した動きでボールを引き出した。ランニングも良く相手の脅威に。最後はジエゴ・カルロスを退場させてフィニッシュ。走り切った




●まとめ

アトレティコがバルサに完勝。消化が一つ少ないながらバルサは9位に。マドリーとセビージャも今季初黒星が付き、無敗はビジャレアル(2勝5分)だけに。勝てば首位だったソシエダも最下位ヘタフェに今季初勝ち点を献上し17ポイントに留まる。

・ライジングチームは
オサスナが好調。引き続き勝ち点を積む昇格チームからはラージョが6位に。他チームに比べるとカレンダーに恵まれてきた感があり、10月11月が勝負になる。
上位候補に名乗りを上げたバレンシアは怪我人に苦しみこれで4戦未勝利。次節アウェーのバルサ戦へのモチベーションは高いだろう。

・混沌とする下位
苦しむグラナダがようやく初勝利。これで未勝利はレバンテとヘタフェの2チームに。その2チームは揃って試合後に監督を解任。どちらも早めの決断となった。パコ・ロペスのチームは好みだったので残念。
ヘタフェはボルダラスを失い、新監督のミチェルを8試合で解任する暗黒感。


あくまで私感だし無責任な事は言えないがどちらも”このままじゃ降格”という目では見ていなかったので意外だった。ただ、繰り返しになるが昇格組が3つとも残留要件を満たした戦力があるので早めに動いた、と理解している。

疲労の最初の山、という様子のチームも多かったがここで代表ウィーク。皆様怪我の無きよう(既にスアレスとヒメネスがやってる)

ではまた来週グラナダ戦で。
お疲れ様でした!

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