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今夜は吉祥寺の古き良き穴場スポット「ハーモニカ横丁」でちょいと一杯。

新宿から10分、渋谷から20分。ジブリ美術館や井の頭公園などレジャースポットがあり、おしゃれな雑貨屋さんも多く、散歩するだけで楽しい街「吉祥寺」。

この街に、レトロな空気を醸し出す、「ハーモニカ横丁」なる場所が存在するのをご存知でしょうか。

吉祥寺駅北口を出て真向かいに位置する商店街。仲見世通り、中央通り、朝日通り、のれん小路、祥和会通りの5つの路地から成り立っています。

ハーモニカ横丁という名前は、狭い路地に100件近くものお店が並んでいる様子が、楽器のハーモニカのようだからとか。元々は戦後の闇市だったということで、歴史を感じさせる町並みです。

このハーモニカ横丁、地元では飲み屋街として有名。写真に見られるように、ぎっしりと立ち飲み屋が並んでいます。夜は店先の提灯が灯され、まるでお祭りのよう。

歩いていると、お店から顔を出した店員さんが、「今空いてるよ!」と声をかけてくれます。初めて行っても、久しぶりに知り合いに会いに来たような、どこか懐かしい気持ちになります。

しかし、飲み屋街というとおじさんの空間というイメージを持つ人も多く、学生の中には「行ってみたいけどちょっとハードルが高い……」と感じてしまう人もいるようです。それではもったいない!

というわけで、今回は、筆者が実際に足を運んだ素敵な3店を紹介します。

ヨーロッパ各国の味を楽しめる「カフェモスクワ」

中央通りのちょうど真ん中に位置する、開放的な外観のダイニングバー。名前は「モスクワ」ですが、イタリアンやフレンチなどヨーロッパ各国のお料理が味わえます。

筆者が注文したのはフランス語で「豚足」を意味する「ピエ ドゥ コション」(1150円)。目の前でシェフが厨房を立ち回る様子を見ながら柔らかくジューシーなお肉を口に運ぶと、ついついワインが進みます。

厨房とカウンターの距離が近いので、何を頼むか迷っているとシェフがオススメを教えてくれることも。シェフや店員さんとのおしゃべりも大きな魅力のひとつですね。

お昼にはランチビュッフェが楽しめます。1000円でパスタやピザが食べ放題のうえ、コーヒーとデザートまでついてくるというお得さです。

ゆったりした店内でわいわいと!「ビアホール ミュンヘン

駅からハーモニカ横丁を抜けて、アーケード街に面するお店「ビアホール ミュンヘン」。ハーモニカ横丁の中では広いお店なので、ゆったり落ち着けます。

ビールの種類の多さが特徴。色んな国のビールが味わえるので、ビール好きにはもってこいです。ドイツビールの王道・ベックスは760円。写真の本日のキッシュは430円です。この日はトマトとほうれん草のキッシュでした。

朝から夜までやっているので、行く時間帯によって違う雰囲気が味わえますよ。ちなみにこちらでもランチビュッフェが行われており、1000円で和食が食べ放題です。美味しいブランチもお得に味わえるのでおすすめです。

煮込みが絶品「てっちゃん」

平日でも、特に賑わいを見せているのが焼き鳥屋「てっちゃん」。店内のカウンター席は、おじさんから若いカップルまで様々な年齢層でいっぱい。一人客もちらほら見られ、誰といても、何人でいても入りやすそうな雰囲気が魅力的です。

お手頃なお値段も人気の理由。オススメの「煮込み」は420円。熱々の牛もつと豆腐がたまりません。ホッピー(315円)との相性もよく、この組み合わせで頼むお客さんが周りにも多数いました。シューマイ(315円)や焼き鳥(各種110円~)も絶品。ちょっとずつ色んなものが頼めるのも嬉しいですね。


おわりに

チェーンの居酒屋ばかり行って最近飽きてきたなという方。ハーモニカ横丁に飲みに行ってみてはいかがでしょうか。1杯1品ずつ頼む、というルールで複数のお店を回るのがオススメです!

ちなみに、昼は昼でテイクアウトの小籠包屋さんやたい焼き屋さんが開いているので、また違った楽しみ方が出来ます。また、ハーモニカ横丁にあるのは飲食店だけではありません。雑貨屋や洋服屋もあるので、探検気分でお気に入りのお店を見つけてみるのも楽しいですよ。

しかし、ハーモニカ横丁で偶然見つけたお店に次また辿りつくのはちょっと苦労するかもしれません。そんなところも楽しんでみてくださいね。


吉祥寺駅のアトレやキラリナといった現代的な場所とはまた違う魅力あふれる空間。この春休みは、新旧交わるこの街の“旧”の部分を感じてみてはいかがでしょうか。

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