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【45日目】ぼくが遠野へ来た理由。


こんにちは。
打席に立ちます。富川です。

4/1の投稿から始まり
遠野に来てからもう45日が経ちました。

最近の遠野は、
とにかく圧倒的に自然が美しくて
山・田園・空を見る度に、
めっちゃきれいだなぁと
ひとり言を言いながら車を
運転する日々です。



むかし、岳と名付けたうちの親父が
山を見ながら、きれいだなぁ
きれいだなぁとバカみたいに
言っていた気持ちが
ようやくわかってきました。
山が、とてもきれいです。


どうでもいいですが、
最近の車のBGMはもっぱらD.A.N.です。
こいつらホントかっこいい。
最近、若手のバンドが面白いです。


さて、そんな中、
最近はブログも書かず
自炊もほぼせず、
緑に囲まれながら
修行僧みたくPCと向き合い
プロデュースワークに
集中しておりました。

時に居候先のキッチンで、縁側で、
車の中で、バイパス沿いのパン屋で、
wifiのあるホテルあえりあのロビーで、
ひたすら仕事をしています。
冗談でなく1日タイピングしてます。
(事業をつくるって大変です)



これも全ては、
ぼくが東京を離れ
これから数年をかけて
フルコミットしていくことに決めた
プロジェクト

" Next Commons Lab "    

を立ち上げるためです。


ネクストコモンズ・ラボ。
新しい社会の形、
共同体という意味です。

これは、
異分野で活躍する
クリエイターや起業家、 
最先端の技術と知見をもった企業と、
地域の資源や人材とをつなぎ合わせることで、 
誰もが「つくる人」として
参画するためのプラットフォームに
なります。


今回、人口3万人弱の
岩手県遠野市を舞台に
ファンキーな行政の方々、
力と技術のある民間の方々、そして
”つくる” ことで生き抜いてきた
遠野の方々と共に10もの
プロジェクトを立ち上げ
そこにラボメンバーとして
参画してくれるメンバーを募集しています。

プロジェクトは

ローカルブルワリー、
ホップ農家、発酵、
テクノロジー、限界集落、
産前産後ケア、超低コスト住宅開発、
里山経済システム、グローバル、
スクール、デザイン、食。

よくこれだけ集まったなぁと
他人のことのように思いますが、
どれも骨太で壮大でワクワクして
でも緊張感もあって、
おもしろいんです。

これだけで特集番組が
一本組めるようなラインナップです。


もともと、タイミングさえ合えば
地方への仕事へシフトしていきたいと
考えており、昨年はひたすら色んな人に会い
話を聞いたり、ゆらしにいったり、
矢沢栄吉の30歳の映像

ハマったりしていました。
自分は何ができるんだろうか、と
思い悩む日々もありました。


そのときは、地方でのビジネスに
関してもweb、映像、空間施策など
広告業の延長線で地域への貢献の仕方を
考えていたところだったのですが

遠野に来て、篤志さんの構想や
いかに仕組み・システムをつくって
人を動かしていけるか、
という視点を聞き、

それはぼくにとっては
結構衝撃的だったのですが、
表面的なことだけでなく
事業・サービスの根幹をつくることから
やってみたい、やらないといけないと
思ったのが、このプロジェクトへ
参画するきっかけでした。


ただ、その後、
すぐに移住しよう!という
ことにはならず、都内に拠点を置いて
都内⇆地方を行ったり来たりする
選択も考えていました。
(都会も普通に好きなので)


しかし、これから自分が
場所に縛られず、
地方の仕事もでき、
一人前のプロデューサーとして
筋力をつけるにはどうしたらいいのか、

そして、働き方、暮らし方を
自分で "つくる" には
この数年をどこで誰と
過ごすべきかを考えに考え、
(時には白水さんに発破をかけられ)

ここで変わらないと
一生変わらない

と思い、遠野に来ることに決めました。


本当に変わらないんです。動かないと。
これは自分の一年前のブログなんかを
読むよくわかりました。全く変わらない。

それに、かけたリスクと同じ分しか
結局は自分に返ってこないんです。



ただ、一度決めてしまうと面白いもので

創業メンバーの同い年のタムに会い、
自分より少し上の世代で
遠野の方やIターン&Uターンの
かっこいい先輩方に会え、
タケの会社から車を無料でもらえたりと
一気にリアリティを
持って世界が見えてきました。


なので、もう決めるか
決めないかに尽きるんです。
この一連の流れを踏まえて
強く思いました。


それが別に遠野でなくても
なんでも良いのですが、

同世代でとても優秀なのに
口だけで動いていない、
リスクをとっていない人を見ると、
単純にもったいないし
だったら動こうぜ、
一緒に街つくろうぜ、
と思ったりします。


なので、
そんな文脈・口調じゃないですし
誰の働きかたも否定は
していないのですが、

Next Commons Labは
次の社会を、自分たちでつくろう。

という我々からの提案なのです。
じぶんでつくる方が楽しいじゃん、
という。


準備が完璧でなくとも、
たとえやや不完全だとしても
多少見切りでも
大事なのはまず打席に立つこと
なんじゃないかと。

これは自分自身に言ってるのですが
できるできないを言い訳にせず
とにかく前に進まないといけないな、と
そう思って今は今を生きています。



さて、仕事に戻ります。
またブログという打席にも
ちょいちょい立ちます。

それでは長々と失礼しました。

ラボメンバー、
6/26まで募集しています。


よろしくお願いします。



***

ちなみに、遠野に来る前の1、2年の
東京での活動はこちらのブログで書いています。
親友のタケとともに、矢沢永吉、糸井重里、
松浦弥太郎、佐々木俊尚、福田敏也、、
本当にいろんな方の話を聞きました。
スーパーマンじゃないし頭の回転も
早い方ではありませんが、とにかく考えました。
その期間があるから今があるな、と。

もちろん前職のspicebox/博報堂での
7年間がなければ120%今の
自分はないので(ホントに)、
いわんやその経験が完全に
自分の土台です。
付け加えた感じに見えると
いやだなぁ、これ。苦笑

では、今度こそ失礼します。

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