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『超現代語古事記』

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#天照大御神

天の岩屋戸編、完結。

天の岩屋戸編、完結。

外のどんちゃん騒ぎが気になって、天の岩屋戸(あめのいわやど)に手をかけられた天照大御神(アマテラスオオミカミ)は、細く岩屋戸をお開きになり、踊り狂っている天宇受売命(アメノウズメノミコト)にお尋ねになりました。

アマテラス「私が洞窟に籠もっているんやから、高天原(たかまのはら=天上界)も葦原中国(あしはらなかつくに=地上界)も真っ暗になってるはずやのに、なんでみんなめっちゃはしゃいでるん?」

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笑いは世界を照らす?

笑いは世界を照らす?

太陽の神様である天照大御神(アマテラスオオミカミ)が自らその御身を天の岩屋戸(あまのいわやと)に隠してしまわれました。

八百万の神(やおよろずのかみ)は困りに困り、天の安の河(あめのやすのかわ)の河原に集まって、対策を考えましたが、大した案は出てこず、結局『知恵の神』で知られる思金神(オモイカネノカミ)に相談することにしました。思金神は、高天原(たかまのはら)に最初に現れた三柱の神のうちの一柱で

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日本で最初の姉弟ゲンカ

日本で最初の姉弟ゲンカ

父の伊邪那岐神(イザナキノカミ)に国を追放された須佐之男命(スサノオノミコト)は、黄泉国(よみのくに)にいる母の伊邪那美神(イザナミノカミ)のところをへ行く前に、姉であり、高天原(たかまのはら)を治めている天照大御神(アマテラスオオミカミ)のもとへ挨拶に行くことにしました。

このとき須佐之男命は追放されて心が荒ぶっていたので、天に上る時、歩くたびに雷鳴がとどろき、山、川、大地も揺らぎました。

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日本で最初の親子ゲンカ

天照大御神(アマテラスオオミカミ)という太陽の女神、月読命(ツクヨミノミコト)という月の男神、建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)という嵐の男神が生まれました。素晴らしい神々が生まれたことを、伊邪那岐神(イザナキノカミ)は大変お喜びになり、

イザナキ「たくさん子供を生んできたけど、最後に三柱の貴い子=三貴子(みはしらのうずのみこ)を得た!最高や!」

と仰せになりました。そして、自らの首飾

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今度こそ!誕生、天照大御神

イザナキの禊命からがら黄泉の国を脱出した伊邪那岐神(イザナキノカミ)は、

「あんなヤバイとこやと思わんかった。絶対、俺の体も穢れ(けがれ)たわ。身を清めなあかん。禊(みそぎ)しよ。」

そう思い立って筑紫国(つくしのくに)の日向(ひむか)の大河が海へそそぐ河口にお出ましになり、禊祓い(みそぎばらい)をなさいました。筑紫国の日向は宮崎県の日向(ひゅうが)ではないかといわれています。

伊邪那岐神は

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国生み、そして神生みへ

国生み、そして神生みへ

国生みおしどり夫婦の伊邪那岐神(イザナキノカミ)と伊邪那美神(イザナミノカミ)の交わりにより、国生みがはじまりました。

一番初めにお生みになった子は、淡道之穂之狭別島(あわじのほのさわけのしま)今の淡路島です。

最初が淡路島って意外ですよね。初めて読んだとき「いや、ウソつけ!」とツッコみました。しかしよく考えたら母がたの実家が淡路島で、よく「日本発祥」とか「国生み」とか「イザナキ・イザナミ」と

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