表現の自由を脅すもの

夏の野球甲子園大会は京都国際高校(旧京都朝鮮中学)が優勝しました。

校歌が朝鮮語でなおかつ歌詞に「東海」という語が出てくるので右翼系の視聴者から「ケシカラン!日本海に直せ!」とクレームがあると報道されてましたが、

これは言論弾圧だと思います。


私は朝鮮人が「東海」「独島」「韓半島(韓人)」という言葉を使うのは全く問題無いし、仮にそんな程度のことで日本人が「不愉快だ!○○に直せ!」などとクレームつけたらそんなことは文化破壊だし言論弾圧だと思います。


同様に日本人が「日本海」「竹島」「朝鮮半島(朝鮮人)」という言葉を使うのも全く問題無いし、そういう当たり前の表現に朝鮮人が「不愉快だ!○○という表現に直せ!」などというクレームつけたら、そんなことは文化破壊だし言論弾圧だと思います。

「その表現は我々の側には不快だから使うな!別の表現にしろ!」などという主張には一切普遍性が無いし、仮にそんな主張に唯唯諾諾としたがって表現を変えるようなことを罷り通らせてしまったら、北朝鮮みたいな言論統制国家になることを誰も止められなくなると思いますが。


こんなことを書いたのは私にも似たような体験があるからです。

前につとめていた会社で在日朝鮮人の女性上司と「朝鮮」という呼称で言い合いになったことがありました。

その人は韓国籍だったんですがおじいちゃんは朝鮮籍の系統だったとのことで、『だから私は朝鮮とか朝鮮人といわれるのは不快だ!』と。

『ああ、お祖父さんは、北朝鮮から日本に移民してきたんですね!』と言ったら余計に怒り出して『移民したんじゃなくて、無理やり連れてきたんでしょうが!』とか怒鳴りだし、収拾がつかなくなりました。


そもそも現在日本国内に居住している在日朝鮮人の大半は強制連行とは関係ない、単なる出稼ぎ目的の移民や密入国者、およびその子孫であることは、日本の右翼知識人に限らず

朴慶植「朝鮮人強制連行の記録」や

金賛汀「証言 朝鮮人強制連行」


鄭大均「在日・強制連行の神話」


金英達「朝鮮人強制連行の研究 (金英達著作集) (金英達著作集 2)」


など朝鮮系の知識人の著書でも検証してかかれている、などとこっちも酔っ払っていたので強気になって言い返してしまい、別の先輩から『お前、もうやめろよ!』とたしなめられましたけど、

結局その事件以降、周りから『あいつは嫌韓右翼』みたいなレッテルをはられてしまいまして、居づらくなったので退職しました。


繰り返しますが「その表現は我々の側には不快だから使うな!別の表現にしろ!」などという主張には一切普遍性が無いし、仮にそんな主張に唯唯諾諾としたがって表現を変えるような文化破壊行為を罷り通らせてしまったら、北朝鮮みたいな言論統制国家になることを誰も止められなくなると思います。

今回のケースで言えば京都国際高校(旧京都朝鮮中学)の校歌が朝鮮語で歌詞の中に「東海」という表現を入れるのは言論の自由の範囲内なんですからそれを「日本海に変えろ!」などというのはやってはならないと考えます。


逆に朝鮮人側も日本人が「日本海」とか「朝鮮」という単語を使うことに「不愉快だから使うな!配慮して別の表現にしろ!」などと言ってはならないと思いました。

たかが校歌なんてものに学校関係者以外が文句をつけるのがそもそもおかしいのです。

京都にある ウトロ地区の放火事件が何年か前にありましたが、その犯人は京都国際高校の校歌への誹謗中傷が事件のきっかけになったと裁判で語ったそうで



たかが朝鮮語校歌ごときに文句をつけているバカを止めなければ、また大事件が起きます。

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