【人生劇場#51】ゲスト:中尾彩奈さん
どうも、人生劇場ライターの三浦琉惟です。
僕がこの隠岐島前高校に入る前から始まり、
僕たちの代の初めての学習センターでのイベントということで大人数が押しかけ衝撃を受け、
暖かなオレンジの照明の下で瞳をキラキラさせて話を聞く先輩に憧れて運営メンバーに入り、
先輩方が卒業されたり、何か縁を感じさせる新メンバーが入ったりしながら
人生劇場はここまで来ました。
現在の運営が全員受験期に突入したこともあり、令和4年度をひとつの節目として一旦、初期メンバーから受け継いできた現行メンバーでの人生劇場に幕を下ろすこととなりました。
自分たちの手から離れていくことは寂しいような、どこか諸行無常を漂わせるというのは人生らしいとも思えるような、そんな気持ちです。
ただ流れで終わっていくというのは少し悲しいので最後に足掻きとして「現」人生劇場運営メンバーをゲストに迎えて、
3週連続での人生劇場をもってフィナーレとする運びとなりました。
そんな3週連続人生劇場、
第1週目のゲストは中尾 彩奈(なかお あやな)さんです。
案内人の丁寧かつシンプルなプロローグから今回の人生劇場は始まりました。
今回はなんというか、1本の芯が通ったシナリオというよりも、数々の短編を通してうっすらと、しかしながらしっかりとしたゲストの輪郭や人間像が見えてくる。そんな人生劇場でした。
この感覚を追体験してもらいたい!ということでライターの感じたことは省いて出てきた会話たちを並べていこうと思います。
・好きな食べ物
広く言えば和食、狭く言えばだし巻き玉子です
・どうして人生劇場の運営メンバーに?
あるときに、多様性についてひっかかって。
島前高校で出会った島の外から来た人は色々な個性を持っていて多様だなと思っていたんだけど、よく考えたら一緒に育ってきた中学校の人達も多様で、今まで気づいてなかっただけなんだなって思った。
・島前高校で1番思い出に残ってることは?
島外生が島前の自然に感動してくれたこと。
あと、プロジェクトで島前の課題解決に一生懸命になってくれてたこと。こんなに島に尽くしてくれるんだって嬉しくなった。
・曲がったことが嫌い?
カッターシャツの第1ボタンを外したことがない。曲がり方を知らずに育ってきたのもあるかも。まっすぐ生きたい。曲がって見たいと思う時もある。
テストと駅伝と音楽発表会のピアノの伴奏が被った時期に、起きて目を開ける前に、「今日は仮病使って休もう!」ってなるけど起きたら「行かなきゃ。」ってなっちゃう。
・踏み外すのが怖すぎて、ルーティーンが壊せない
まっすぐじゃなきゃ行けないっていう暗示みたいなものがかかってるんじゃないかな。
怒られたことがある。っていうわけではないんだけど怒られることが怖かった。
ちょっとでも「踏み外したっ」という時のソワソワ感がすごく嫌だ。
・どんな人は嫌?
先生が話してる時に話しかけて来る人。
時間にルーズな人。5分前!とかじゃなくても時間ちょうどには来て欲しい。
友達に似たタイプの人はそんないないかも。
合わせてくれてるのか分からないけど、イライラすることは少ないかな。
じっくり、自分の波長の合う人としか話してない。多分だめならその時点で切ってるんだと思う。
・家族はそういう所似てる?
家族は結構ルーズなほう。時間ぎりぎりを攻めるタイプ。
姉と通学してるときは今よりも家を出る時間が7分遅かった…
・今後やりたいことは?
教育を発展させたい。
いずれは本土の子達と同じ土俵で勝負しなくてはいけないことになる中で、島にいると出来ることが限られてしまう。
義務教育の時点でもっと色んな選択肢を持ちながら教育を受けられればなあ。
島にも町がやっている塾はあるけど、週に2コマだし、夜10時まで自習室にのこってガッツリ勉強するみたいなものは出来なかった。
いずれそういう選択肢を持てるようになって欲しいし、そこに携わりたいと思う。
学校の10人の中の1番で満足してる自分は違うんだよ。っていうのを知って欲しいし、知りたかった。もっと出来るやつがいるっていうのを痛感したかった。中学校のころは模試とか受けたこと無かったし。
あとは後1年経つともうみんなと話せなくなるんだと思うと、もっとちゃんと喋っておきたい。当たり前の日常を大切にするってことは大事なんだな。
学校生活を楽しんで送りたいと思います(笑)
ー拍手ー
〜あとがき〜
気にしなければさ〜っと流れていくけれど、
どこかの一言にうまみが隠れてる。味わおうとすればするほど味がする。
何回か見てみるとひかる言葉があるのかも?
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