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【人生劇場#42】ゲスト:廣江健介さん

ー人生劇場ー
10人集まれば、10の生き様がある。
様々な分野の方をゲストに迎え、”人生”について語ってもらいます。
時には質問をしたり、みんなで対話を重ねたり。
そうしてひとつの空間をつくりあげていく、60分のライブイベントです。

10月25日(月)の人生劇場のゲストは廣江健介さん。西ノ島公民館で働きつつ、小中学生に面白く学びのある授業を考え提供するという島前ならではのユニークな仕事をしている方です。

参加者含め全員の自己紹介をした後、やっていることや一昨年まで隣の島で教師をしていた時のお話を、写真と共に語って下さいました。参加者のクラスメイトや普段お世話になっている塾の方などの姿もあり、和気あいあいと和むような空気感で今回の人生劇場は幕を開けました。

元々旅行が好きだった廣江さん。学生時代は青春18きっぷを使い、ロックフェスを見に北海道へ、友達に会いに大阪へと国内様々な所に行っていたそう。

特に話に出てきたのは印象的な海外での出来事。全部をじっくり書くと長くなるのでそれぞれざっと紹介します。

例えばラオスのバンビエン。川が流れていて、それを浮き輪で下ることができ、途中船でビールやコーヒーを売ったりしてる人がいたそう。他にも原付バイクが1日200円で借りれて好きなところに行ったりと、ゆったりとした空気の町で1番良かった所とおっしゃってました。

カンボジアでは、旅先で入国できず困ってたところを助けてくれた人や、フェアトレードのためにフィリピンでNPOをしている人がいたり、彼女に振られて生きる意味を無くして旅をしている人がいたりして、そんな人と出会ってそのまま観光したり。

ミャンマーでは、トラックの後部を改造しただけの車でガタガタ道を上がって名所に向かったり、現地の子に案内されて学校を見に行ったり、よく分からない風習に触れたり。

などなど、この中では紹介しきれない程様々な所に、教員を始めてからも行っているとのこと。

後ほど、「時間やお金に立場などの制限が全くない状態ならなにしたい?」と聞かれた際にも「北極と南極に行く」と答えられていて、旅が好きなんだなぁと思いました。

刺激的なバイトの数々

ライブハウスでのバイトや派遣会社での日雇いバイトなど、高校生の時から様々なバイトを経験されてきた廣江さん。またまたそれらを軽く紹介していきます。

大学時代にサークルで演奏をしたり、色んな音楽フェスへ行くなど大の音楽好きの廣江さん。高校生の時はライブハウスでバイトをしていたそうです。なんと10時間働いて4千円!しかも会場の手配をしたり、チケットの売れ行きが悪ければ自費で補填したりすることも…という驚きのブラックぶり。ですが今では有名なバンドの照明をやることが出来たりと楽しいこともあったそうです。

もう1つの派遣会社での日雇いバイトでは、当時の廣江さんからは刺激的で面白い人が多かったり、時給は高いけど変な仕事もたくさんあったりしたとのこと。

例えばあるサッカーチームの追っかけをしていて定職に付かず転々としている人や、芸能人の旦那さんと働いていいる人がいたりと、本人いわく高校生には紹介の出来ないようなアンダーグラウンドな世界を少し覗けるような人がいっぱいいたそう。

更に仕事の内容も中々ユニークで、延々と運送会社の荷物の仕分けをしたり、債務不履行の家の荷物出しをしたり、素人なのにテレビ中継の空撮のアシスタントをしたりと派遣で出来るのか!?と驚くようなものばかりでした。

最後に高校生へ

これまで色々な旅やバイトを経験してきた廣江さんの価値観として「軸を持っている人はかっこいい」というものがありました。自分のやりたいことをしっかりと据えて、ブレない人は素敵。ちなみにそんな廣江さんの現在の軸は「妻」とのことです。そうして、しっかりオチをつけて今回の人生劇場は幕引きとなりました。

◯あとがき◯ 
今回の人生劇場では、旅の話やバイトの話など、現在島で暮らす僕たちとは程遠い、まるで非現実のような話でとてもワクワクしながら聞いていました。話を聞けば聞くほど、廣江さんが会の和やかで笑いの絶えない空気を作ってくれていたのに納得するような、場にいるのがとても楽しい会でした!(るい)


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