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年齢制限

(写真:がんばれ若きプログラマーたち、の意を込め、テックイベントの時の写真をもってきました)

今度、大学生と高専生と中学生と小学生の6人のチームで
プログラミング教室SRTEAMより外部ハッカソンに参加します。

ところが問題発生。
12歳の子どもが入っているがために、ギットハブの13歳からの年齢制限に引っかかり一人だけワークショップに申し込みできないことになりました。

GitHubとは、と調べたものを載せておきます
『GitHubという言葉を分解すると、git(ギット)のhub(ハブ)。日本語で「拠点」の「集まり」と訳すことができます。

GitHub上で、エンジニア各々が公開用のプログラムをアップして自分以外のエンジニアに共有。その後、履歴を残しながら更新したり、自分以外のエンジニアも修正を加えることが可能です。』

ここでほかの人と一緒にプログラムが書けるそうなのです。

彼は、最初はチューター担任の学生に教室内で、申し込み無かったけど出ない?と誘われてもいや、今回はいいです、と断り。
その返事にチューターは結構残念がっていましたが。
しばらくして数人の生徒さんがいいです、、、、というのを、一緒に出ようよの学資の誘いから迷い迷い参加表明するのを見て
やりたいという気持ちだけで参加してもいいよね、と最後まで迷い、おうちの方に声がけして、応援を受け、やっぱり出たいです、今からでも間に合いますか、と連絡してくれました。
有難いことにチームメンバーが既定の6人以上になったため
当初入るはずだった学生が席を譲りました。
そこまで頑張ってハッカソンに参加表明してくれたのに。
なのに12歳ということでハッカソンには出られるけれども
GitHubの制限に
ひとり引っかかったお子さんの気持ちはいかばかりかと、かける言葉を探しています。

親御さんとともに使う、ならば許されそうで、親御さんと一緒に入るか、ほかのメンバーがやっているのを画面共有で見せるか、どうしようかという話が参加する学生とその小学生のお子さんとチャットで行われています。
彼の無力感漂う言葉に。なんと声がけしたらいいのか。

いつもは気軽に声掛けしたりスタンプ押すのに。
きっと落胆しているであろうゆえに返事ができません。

ワークショップ主催者からもなかなか面倒だとは思っておりますがご理解をいただければ、と。
それでもそこには参加できない彼をどうやって、、、、。とチューターはきっと頭を抱えているところじゃないかなあ、、、。

年齢制限のことで思いだしたことがあります。
18歳で初めてアメリカにホームステイした時、ホストファミリーがショッピングモールに連れて行ってくれました。
そこでレンタルビデオ屋さんで、ああ、この映画はこういう英語の題名だったのか、、、と
トム・クルーズの7月4日に生まれて、や
シンドラーのリストのビデオをじっと見ていたとき
小学生からあなたは何歳?と聞かれました。
日本人は童顔で年より下にみえたらしく。
(さすがに18歳になったら化粧もしてる人多いしね、化粧してない18歳は珍しいのかも)
年齢を言ったらああ、そうか、だったらいいよ、というので
なんで???と聞いたら
僕はまだここのコーナーのは見られないんだ、と言っていました。

日本は性的描写での年齢制限に限られているけれども
こういうショックな場面がある映画に対しそれを幼い子どもにみせないようにきちんと規制をかけていること
そのことに驚きました。

日本ではそういうことに対する年齢に対する規制がないことで
子どもが消費文化に巻きこまれてしまう。
営利主義に偏り子どもを守る視点が少ない。

ショッキングな場面を不意に見せないようにすること
そこに規制をかけることが本当は優しいことで
日本は実は
子どもへの優しさがないことなんだなと、感じたことがありました。

規制があるからこそそこでの安全を守られていることがある。

そういう文化がある国もある、日本だけの文化では理解できないけれども、子どもを守る意味での年齢規制をしている国もあるから、ね、、、、
ということを
彼に言おうとしても、だから何???
そのことがなんの慰めにもならないと思うから。

ハッカソン最初からのこの難局は
彼が12歳である今でしか味わえない
きっと確かに不便はあるだろうけれども。

便利な道具を事情により使えない人に
どんなやさしい配慮をして
このメンバーがどう進めて行ってくれるのか。

そこも実は何が起こるかな、どんな展開になるかなと
じっと目が離せないなと思うところです。

ハッカソン楽しんでね。

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