京大の学園祭 NFが開かれたよ!【終末京大生日記3】


 京都大学では例年11月にNovember Festival、略してNFという学園祭が開かれる。昨年は人数を制限して行われており、今年は2019年以来となる完全な形での開催である。NFについて語ることは多いが、話題がバラバラで一貫した文章で書くことは難しいため、適当にキーワードごとに一言ずつ述べていくことにする。

 まずは統一テーマ。統一テーマの決定のされ方は外部の人はあんまり知らない人も多いと思うので、説明する。まず、学園祭の数ヶ月前に実行委員から5個くらいの候補が挙げられて、その中から一般の学生がネットで投票する形だ。(投票ではなくテーマを募集するフェイズもその前にあったっけ?)
今年は投票の候補に
・ぬ
・核戦争阻止!岸田打倒!
・校風自認、自由
・愛の為のNF
・あ!また当局が絡んでんじゃんこれ!もう!でも大丈夫。消しゴムマジックで消してやるのさ。
の5つが上がり「ぬ」という一文字に最終的に収まった。
「ぬ」と「愛の為のNF」以外は学生運動や社会情勢を揶揄する香りがするので特にそういったそういったものに興味がない学生はこの2択から選ぶので最終的に「ぬ」になったんだろうと思う。気になるのが投票率だが、締め切り1週間前の段階の票数が京都大学11学祭事務局のXで公開されていた。それぞれ、410票、171票、158票、116票、100票となり合計すると955票だ。結構投票している人がいるが、京大は学部で1学年2700人くらいいて、大学院生も入れると大体倍なので、1万後半~2万人くらいの学生がいる。その中の数百人くらいに投票してもらえれば自らのメッセージを、2万の京大生のメッセージとして発信できる為、学生運動をやっているものからしたらコスパはいいのだろう。
 
 学園祭の会場についても書いておこう。NFは吉田キャンパスの「本部」と「吉田南」の2箇所で主に構成され、両者共にステージ系の出し物と屋台販売が行われる。本部の屋台は主に京大生が学部・学科のつながりを枠組みとして運営しており、吉田南の屋台は主にサークルが運営している。下世話な話になって申し訳ないが、吉田の屋台で可愛い女の子が客引きをしていたらおそらく京大のサークルにいる他大学の女子大生である。逆に、本部で見かけたら大体京大の子である。しらんけど。

 ちなみに、全く同じ期間に吉田キャンパスの「北部」で「北部祭」なるものも開かれている。吉田南で酒の飲み方を知らない学生が搬送されすぎてNFは数年前に完全禁酒になってしまったが、北部では普通に日本酒サークルが日本酒を販売している。以前はそのことを知らずに平然と全面禁酒のはずのNF開催期間中に京大で酒が売られており、驚いた上に内心(それはアリなんだ、、)と思ったのを覚えている。最近では北部祭の知名度も高まり、今年は人でごった返していた。あと、自動車部がある西部でも同じ時期に祭りがやっており、NFが6時で終わる一方、そっちは夜の9時まで空いてるらしい。
 
 長くなってきたので今回はここまで。まだNFについては書くことがあるため、もう1記事くらいは書こうかな。

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