それぞれの働き方
私の本職として働く会社は従業員20人の小さな町工場で新入社員も数年に一度しか入らないので10人以上は50代で20代は2人というとても偏った年齢層の会社なのです。
しかし昨年からアルバイトとして働きに行っているスーパーの鮮魚コーナーは社員さん(レギュラー社員)は10人でほとんどが20代・役職のある3人は30代でパートは10人中60代が4人であとは私と同世代の40代と50代という幅ひろい年齢層の職場なのです。
偏った年齢層の会社でずっと働いていると古い考えが当たり前となってしまい若者の意見はあまり聞けず毎日同じように作業をしてしまうのですが、アルバイトに行くようになり年齢層が厚い職場で働くことにより色々な事を勉強させてもらっています
そのひとつが《働き方》
パートの中にも私のようにお店と直接契約している人だけではなく派遣会社から来ている人もいたり、イベント時(年末年始やお盆など)だけの短期間アルバイトもいてそれぞれの考え方で働いていることを知りました
派遣会社からの1人はその職場での仕事を色々と覚えて期間を延長してもらい長くその職場で働こうとする人
派遣会社からのもう1人は一年契約なのだからそれなりの仕事だけ覚えて出来ない事は出来ないと言って自分のやれる事だけしかやらない人
イベントだけの短期間アルバイトの方はその日一日だけだから言われた仕事だけをこなして自分のことはあまり話さず職場には溶け込もうとは思わない人
自分は前職も今の職場も正社員で働き同じ職場で長く働いてきているので 1. の人の考え方だけは理解できていたのですが、他の人達の考え方が分からずレギュラーさんに「色々な働き方をする人がいるのですね」と聞いてみると
レギュラーさん達もグループチェーンの店舗を数年に一度移動となり色々な地域の人と働く機会があるので分かってきたらしいのですが、人間関係が上手く出来ない人達もいてその職場でずっと働いているよりも一日一日違う場所で働くのが好きな人や一年契約で次の職場に移動するのが好きな人もいるそうなのです
もちろんネットやテレビなどのメディアでそんな人もいることは知ってはいたのですが、自分の周りには同じ職場でずっと働いている人ばかりなので実際にこんな方たちと働いてみて色々な働き方がある事を実感させていただきました
今では昔みたいに同じ職場で終身雇用として働くだけではなく、色々な働き方が出来るようになて自分に合った働き方を選び生活して行ける時代となったのですね
自分がこんな事も知らずにここまできてしまったのも田舎の狭い町工場の世界しか知らず何十年と働いてきたからなのです
ダブルワークをして一年が過ぎ本職の事だけしか知らなかった自分はそれが普通でそれが社会の常識なのだと思いこんでいたのだと分かりました
業種の違う大きなグループの一店舗で副業をさせていただくことによって学べている事はお魚屋さんの仕事の事だけではなく、人間関係やコンプライアンスなど沢山の社会の常識も知ることができているのです
このように自分の知らなかった事を知る楽しみも副業を始めて良かった点だと思っています
これからも長い年月によって固まってしまっていた古い考え方を学び直しアップデートしながら良き人生を歩んで行きたいと思うオジさんダブルワーカーなのでありました
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