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蒲田健の収録後記:堤未果さん

今だけ カネだけ 自分だけ

堤未果さんの最新刊「日本が売られる」

衝撃的なタイトルにたがわぬ衝撃の内容。水、土、タネ、から、労働力、介護、医療に至るまで、人間として必要不可欠なものにことごとく値札がつけられしかも空前の大セール中という現在の日本。売られているのは紛れもなく日本そのもの。

自分の不勉強をあえて棚に上げて、ということにはなるが、寝耳に水、気づいたらそういう状態になっていた、という感は強い。他のゴシップやスキャンダルに目が行っている間に粛々と環境が変わっていっていた。

愕然とする現状。ではもうお先真っ暗、一巻の終わり、なのか?

否。

たしかに売られてしまったこと、そしてそれを見過ごしてしまっていたことは痛恨である。だが取り戻す術はある。そのためには、知った以上、我々が自覚的に立ち上がることが必須である。

世界に目を向ければ、先行事例が色々なところに存在している。

まずは“不都合な真実”を直視し、その上で何をすべきか。

まだ手遅れではない。だがもはや見過ごしにはできない。

「自らの 母なる国を 荒らされる

      ずっとこのままで いいのですか?」

P.S. 水道法改正案が国会でまさに成立してしまうというタイミングで行われた今回のインタビュー。現在進行形の問題に慄然としながら、それでもやれることはまだまだあるのだという堤さんの言葉に大いなる力を頂きました。



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