山下澄人、芥川賞受賞作『しんせかい』を語るー。
なんでこっちが事実でこっちが空想と言い切れるのか・・・
第156回芥川賞受賞作、『しんせかい』。
山下澄人が描く、夢と現の狭間とは・・・
新潮社刊『しんせかい』
19歳の山下スミト。演劇塾で学ぶために、
船に乗って北を目指した彼が辿り着いたのは“谷”と呼ばれ、
そこでは俳優や脚本家を目指す多くの若者たちが自給自足の
共同生活を営んでいた・・・
「あの人は、たぶん作品を全部読んでないと思う。」
あの人とは、脚本家、倉本聰のこと。
山下澄人さん自身学んだの富良野塾での出来事を綴った作品であることは
間違いなさそう・・・。
しかし、それは本当のことなのかそれとも・・・
「僕の言うことは僕は全くあてにしていない。」
人の記憶って何なのでしょう?
芥川賞受賞の再注目作に迫る貴重なお話。
じっくりとお聴き下さい。
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山下澄人
1966年、兵庫県生まれ。富良野塾二期生。96年より劇団FICTIONを主宰、作・演出・出演を兼ねる。2012年『緑のさる』で第34回野間文芸新人賞を受賞。他の著書に『ギッちょん』『砂漠ダンス』『コルバトントリ』『ルンタ』『鳥の会議』『壁抜けの谷』などがある。最新刊は第156回芥川賞授賞、新潮社刊『しんせかい』。
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