“絶対的な孤独、絶望を感じている人は今この瞬間にもたくさんいる。”町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』を語る。

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2021年本屋大賞第一位獲得。

町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』(中央公論新社)

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舞台は、大分のとある海辺の街。

かけがえのない自分の人生を家族に搾取され続けてきた女性。

彼女は、家族から「ムシ」と呼ばれ虐待を受け続けてきた少年と出会う。

それぞれの声は、相手に届くのか・・・

52ヘルツのクジラは実在する。

他のクジラより声の周波数が高いため

52ヘルツのクジラの声は他のクジラには届かない。

世界で一番孤独なクジラ。

注目の作家、町田そのこ、初の長編はこの時代、社会を生きる全てのものの

魂を揺さぶる物語。

あなたの内にある52ヘルツのクジラの声は誰かに届かないかもしれない。

でも、誰かに届くかもしれない。

届くかもしれないと思うことで救われるかもしれない。

そしてあなたの元にも誰かの52ヘルツのクジラの声が届くかもしれない・・・

“絶対的な孤独、絶望を感じている人は今この瞬間にもたくさんいる。”

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町田そのこ
1980年生まれ。福岡県在住。「カルメーンの青い魚」で、第十五回「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。2017年に同作を含む『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』でデビュ。他に『ぎょらん』(新潮社)、『うつくしが丘の不幸の家』(東京創元社)がある。中央公論新社『52ヘルツのクジラたち』で2021年本屋大賞を受賞

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