“自分とは何か。この世界に生きていることの意味を三島は問い続けた。”平野啓一郎が語る『三島由紀夫論』。


『マチネの終わりに』『ある男』『本心』などベストセラー小説を次々と世に送り出し、海外でも高い評価を得ている。

1998年、『日蝕』で京都大学在学中にデビュー。
そして、1999年『日蝕』で芥川賞を受賞。

“三島由紀夫の再来”と呼ばれた。

平野啓一郎最新刊、新潮社『三島由紀夫論』。

新潮文庫の三島由紀夫作品へのオマージュ溢れる装丁。
この本の完成には実に23年の年月を要した。
平野啓一郎にとって三島由紀夫とはどういう存在なのか?
この三島由紀論はどのように書かれたのか?

そして
三島由紀夫はなぜあのような死を選んだのか・・・

『仮面の告白』『金閣寺』『英霊の声』『豊饒の海』の4作品から
三島由紀夫を論じる。

“今でも三島の最高傑作は『金閣寺』だと思っている。”
“僕は三島作品から文学にのめり込んでいった。”
“自分とは何か。この世界に生きていることの意味を三島は問い続けた。”
“三島は住んでいる世界の矛盾を自分の矛盾として引き受けながら苦悩し
考えていった。”

思想信条は違えど
偉大なる作家への溢れる愛を
十二分に注ぎ込み完成させた『三島由紀夫論』のエッセンス。

じっくりと聴きください。

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平野啓一郎
1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。京都大学法学部卒。1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。以後、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。また美術、音楽にも造詣が深く、幅広いジャンルで批評を執筆。著書に小説『葬送』『滴り落ちる時計たちの波紋』『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)『ドーン』(ドゥマゴ文学賞受賞)『かたちだけの愛』『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、『マチネの終わりに』(渡辺淳一文学賞受賞)『ある男』(読売文学賞受賞)、『本心』。エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』『考える葦』『「カッコいい」とは何か』等がある。最新刊は新潮社『三島由紀夫論』。



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