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爆竹の爆音は中国語でどう鳴る?

biānpào pīlǐpālā de xiǎng
鞭炮劈里啪啦地响。
 爆竹がバチバチと鳴った。(ピリパラ)

春节快乐!(今年の春節は22日)

ペルーの首都リマでは新年に街中花火が打ちあがるという。色とりどりの花火の空撮動画があり目を引く。

2002年に300人もの死者を出しながら慣習として続いているとのことで、一般市民がどのようにして打ち上げるのか不明だが、「真横や斜めに」飛んで爆発することも少なくないようだ。

https://www.youtube.com/watch?v=vu29BKPg71E
Fireworks over Lima, Peru(ペルーの写真家 Jeff Cremer 氏撮影)

ペルーの花火動画を見ていたら、中国では何年も前からドローンアートらしい。
https://www.youtube.com/watch?v=aVTnYCbYoAE
旧正月祝うドローンショー、夜空へ500機 北京市 2021年2月11日 Xinhua Japanese

朝刊に「中国の春節、爆竹そろり復活」が載っていた。西安や大連の一部で解禁されるとのこと。

かつて「初一」(元日)午前零時に轟音と共にもくもくの煙が立ち込めた爆竹も鳴りを潜めて久しい。

この爆音を最初に経験したのは1991年。冬休みを利用し知人と広州へ出かけた際、深夜の空港からホテルへ向かうタクシーの中で聞いた。
若い運転手は窓を全開にし、半ば破れかぶれで「新年快楽」と叫んでいた。中国語の下手な日本人二人を乗せ年越しになるとは思っていなかったのだろう。

二度目の轟音は妻の故郷、黒龍江省ハルピンで聞くこととなった。重い鉄棒の先に括りつけられた大量の爆竹の束。義兄が自分にその棒を持たせた。
急だったのと、暗がりだったのと、中国語をよく聞き取れなかったのとで、よくわからないまま、あっという間に導火線に火がつけられ、親戚たちはキャーキャー言いながら逃げ回っていた。


この10倍くらいはあった

義兄に文句を言いたかったが、(爆竹棒を持った人は)「幸せになる」だの何だのと言われた。彼らがニヤニヤしながらこちらを見ていたことを考えるとやはり罰ゲームのようなものだったのかもしれない。
いやいや、福男ですね、福男。

さて爆竹は「鞭炮」、そしてバチバチなる音は、「劈里啪啦」。でも、実際の音は「ピリパラ」なんてかわいいもんじゃない。(中国語の擬音語を集めてみたら面白いかも)

ハルピンの凍てつく寒さの中、両耳をふさぐことができない状態で聞く破裂音、そして相当量の煙はただの拷問でしかなく、一晩中頭の中がキーンとしたままだった。


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