調理実習で食中毒!?「ジャガイモ」危機
「ジャガイモによる食中毒が発生した、と通知が来ました」
先日、週に1度の5年生家庭科で「ゆでいも(ゆでジャガイモ)」の調理実習を行いました。
その翌週、副校長の先生から冒頭の一言が。背筋が凍ります。
「え、まさか5年生で発生したのですか…?」
「いえ、本校ではありません」
胸をなでおろします。本当に一安心。
「ただ、全国の学校で発生しているそうです。調理実習で使うから、とジャガイモを常温で放置していたら、芽が出て全体的に緑色になって…。でも芽をしっかり取ったら大丈夫だろう、と調理実習で使ったら、集団食中毒だそうです」
「そんな事例があったんですね…。気をつけます」
「教材研究の際には、『芽を取る』だけでなく、ジャガイモの保管方法等まで調べていただければ…。これは、農林水産省から回ってきたジャガイモの注意点です」
プリントをいただき、見ると…
・イモに光を当てない(日光・蛍光灯が当たると毒素が増える)
・未熟なイモは、毒素が強いことがある
・芽の周りで、緑色になっているところは毒素が強い
・苦いイモは毒素が強いので、食べない。
こんな注意点が書かれていました。
特に「イモに蛍光灯すら当てない」というのは、恥ずかしながら初耳。
家庭科をご専門にされてきたり、家でかなり調理をする方なら「常識」なのだと思いますが、このような点は、指導書にも書かれていないのです。
(指導書では「芽を取る」とだけ!)
家庭科では、「安全管理」の徹底は必須です。子どもにも口酸っぱく指導をします。しかし、教師自身の「安全管理」が知らず知らずに抜けてしまうと大惨事に。
お困りの方、ぜひ一緒に家庭科の本をつくりませんか…?
(いつも腹ペコS)
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