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レーザーカット用のデータ、どうやって作る?

VIVISTOP学芸にはレーザー加工機「Oh-Laser HAJIME」があります。用意したデータにあわせて、板状の素材を切ったり彫刻したりすることができる機械です。データを作るためのソフトはいろいろありますが、初心者が、ゼロからデータ作成したいときにおすすめのものを紹介します!

まずはやりたいことが、どれに当てはまるか確認しましょう。

図形=四角や丸・線を組み合わせてできた形 / 手描きイラスト=紙やお絵描きアプリに描いた白黒のイラスト / 写真=自分で撮影した写真

1 図形 × 切る・彫刻する

  • VIVIWARE Shell(VIVISTOP→◎・ご自宅→△)

  • Illustrator(有料・VIVISTOP→○・ご自宅→△)

  • Inkscape(無料・VIVISTOP→×・ご自宅→○)

  • PowerPoint(有料・VIVISTOP→×・ご自宅→△)

  • Google図形描画(無料・VIVISTOP→×・ご自宅→○)

いくつかピックアップしましたが、下記3つの条件を満たせば、わりとなんでもOKです。

  1. 四角や丸を組み合わせて作図できる

  2. 図の大きさを「mm単位」で指定できる

  3. svgやPDF形式でデータを書き出せる

ご自分のパソコンやタブレットで使える物、使いやすい物を探してみてください。VIVISTOPに来てデータ作成するなら「VIVIWARE Shell」が一番使いやすいです。

2 手描きイラスト × 切る・彫刻する

ソフトは、Adobe Capture(無料)とTinkercad(無料)の組み合わせがイチ押しです!ただ、作成手順に少々コツがいるので説明します。

データ作成手順

①白黒のイラストデータを用意する

紙にペンで描いても、お絵描きアプリ(ペイント、アイビスペイント等)で描いてもOK。とにかく「白黒」のデータを用意しましょう。紙にペンで描く場合は「太めのサインペンで、白い紙に、はっきり描く」のがコツです。

②JPEGまたはPNG画像にする

  • 紙にペンで描いた場合=写真を撮る、スキャンする

  • お絵描きアプリで描いた場合=jpgまたはpngで書き出して保存する

③Adobe Captureのシェイプに取り込む

  1. タブレットやスマホにAdobe Captureをインストールする

  2. シェイプモードにして、②で用意したjpgまたはpngデータを取り込む

  3. SVG形式で書き出す

消しゴムツールでゴミを消したり、余分な部分を切り抜いたりしてきれいなデータにします。できたらSVG形式で書き出します。

④Tinkercadにインポートしてデザインを調整する

  1. Tinkercadで新規デザイン画面を開く

  2. 「インポート」から③で書き出したSVG形式のデータを選ぶ

  3. インポートするときに、サイズを調整する

  4. シルエットにする等、デザインを調整する

用意したデータが大きすぎると読み込めません。寸法に小さめのサイズ(50mmくらい)を入力してインポートしましょう。
シルエットを選ぶと外形だけが抽出されます。元のデータを彫刻、シルエットでカットなどしてもいいですね。

⑤TinkercadからSVG形式でエクスポートする

デザインが調整できたら、SVG形式でエクスポートしましょう。あとはレーザー加工機におまかせ!

3 写真×彫刻

写真をきれいに彫刻するためには、Photoshop等を使ってデータを適切に加工する必要があります。Oh-Laserさんのサイトで詳しく解説されていますので、こちらをご覧ください。


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