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【退職日記】退職願とかいう社会人1年目のラスボス

社会人1年目の終わりが近づいてきたわけですが、ぼくは「2年目も頑張っていこう」とはならず、もう一度自分を見つめ直すべく今の職場をさることにしました。

典型的な「人間関係が…」とか「上司とのソリが…」とかではまったくない。むしろ人間関係においては最高と言ってもいいくらい恵まれていた。だけど、何かが足りないせいで「仕事が楽しい」と言うには躊躇ってしまう。

上司にも恵まれていたので、定期的に面談をしては後ろめたい気持ちもなく素直に会社を辞めたいと言う気持ちを伝えられた。上司は「立場上言うべきではないかもしれないけど」といいつつ、ぼくのこれからのことを応援してくれた。

そんな上司の言葉を胸に次のステップの準備をしているわけなのだが、今、そのラスボスが目の前に立ちはだかっている。そう。退職願だ。退職するにあたって、退職願というものを書かねばならない。「一身上の都合で」が書き出しの言わずと知れたアレである。

会社のルール上、手書きで退職の旨を書かなければいけないのだが、それが現代っ子(?)のぼくには非常に難しいのだ。

先日ツイートした通り、手書きに慣れていなかったり、いわゆる”ちゃんとした文書”に慣れていないせいでこのような事態になってしまった。

これまでの人生で同じような局面に何度か出くわしてきたが、大学入試以来久々のご対面だった。主に高校、大学入試に向けて入学願書を作成する際にその能力(?)が火を噴いていた。

どうやらぼくのような落ち着きのない人間をADHDと言うらしいし、失敗が許されない状態で萎縮してしまうひとのことを強迫性障害とかHSPとか言うらしい。しかし会社のお決まりの前ではただの言い訳にすぎないので書くしかないのだろう。

ちょうどぼくが高校生の頃から大学入試のネット出願が増え、就活を始める頃にはエントリーシートはPCで作れるのが浸透してきた時代になっていた。そのおかげで、「間違いを許さない手書き」の文化に触れることなく過ごしてきた。しかし、ここにきて古の文明が垣間見えるとは思ってもみなかった。

未だに退職願とやらは攻略していないので、どうにか早いうちに決着をつけておこうと思う。

1年前のぼくへ
今のうちにボールペンで書く練習はしておけ。
ペーパーレスを謳っている会社でも退職するときは手書きなんやぞ。

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