部活動のカイゼン 〜問題解決メソッドを知る〜

先生に仕事内容をヒアリングしていて、
こういうことを変えたらもっと楽になるのに、ということはどんなことがありますか」と聞きました。(詳しくはこちら↓)

いくつかテーマが出てきたので、テーマを3つに絞り、取り組みたい先生でチームを作ってもらいました。
その中で、部活動の改善をテーマに選んだチームの活動をお伝えします。

この取り組みについてはこちらの記事でも紹介されています。

問題解決メソッドとは

サイボウズでは、入社すると問題解決メソッドを習い、フレームワークを使って問題解決をしています。
問題解決メソッドの詳細はこちら

このメソッドを使って、「部活動が大変問題」に挑みました。

この画面には映っていないのですが、テニス部、テニス部、卓球部、吹奏楽部顧問の先生が集まり、部活に関する理想・現実・事実・解釈を整理します。今回の実証事業は2022/2なので、一旦そこを期限に取り組めそうなことを探っていきます。

先生たちがそれぞれの問題について一緒に考えるのは貴重な時間ですよね。

「(部活動が)大変」の解像度を上げてみよう

「何が大変?どうなっているといい?」

●部活の時間が長くて大変 → 現実は2時間、理想は1時間
●家族と過ごす時間を取れない →  
平日:現実は17時以降も業務をしている、理想は17時以降は自分の時間に使う
土曜日:現実は毎週半日部活をしている、理想はその時間を家族との時間にする

そもそも部活の理想とは?

部活の理想、例えば「県大会で優勝する」など目標があり、それを実現したいからこういう活動をしたい、それが部活の理想と置いてみます。

そこで、
先生が持つ部活の理想と、生徒が持つ部活の理想が合っているか?それを生徒と対話してみたらどうでしょう?」とサイボウズ中村龍太が提案をしました。

すごく上手くなることを目指している生徒もいれば、もしかしたら友だちと取り組むことを楽しんでいる生徒もいるかもしれません。それを生徒とすり合わせた上で、どう部活を作っていくかを生徒と一緒に考えるのはどうでしょうか。

加えて、先生にとって現状は大変で、変えたい思いがある。
先生にも生活があり、先生の人生も大切です。
「先生も家庭の時間を大切にしたいんだよね」「こういう働き方をしたいんだよね」と率直に話せば、生徒も考えると思います。それは生徒が将来に向けて、働くことや時間を捉える学びになるとも思います。
まずは理想に近づけるために、思い切って、これまでやってきたことを「一回」止める挑戦をしてみるのはどうでしょうか。(例えば土曜日の練習を止めてみる)
結果的に上手くいかないこともあるかもしれないけど、それならまた軌道修正すればいい。お互いに対話して試行錯誤することが、生徒にとっても先生にとっても学びになると思います。

この後、週1回ざつだんを通して部活カイゼンの伴走をします

それぞれの部活で問題解決メソッドを使いながら、取り組むアクションを決めて、生徒と対話しながら進めていきます。
週1回サイボウズと先生でざつだんをし、先生と生徒の部活カイゼン、伴走します!