論文構成(3) 中見出しについて

(ライター検定2級 アウトプット用記事)

つづいては「中見出し」です。
中見出しは、書籍でいう「章」のタイトルにあたるところです。
中見出しには4つのポイントがあるので、例と共に紹介します。

中見出しを書くときの4つのポイント

(1)大見出しとの内容を一致させる
(大見出し)
ライター講座をオススメする3つの理由
(中見出し)
1)講師が現役プロのライターだから
2)教材が見やすいから
3)活動支援が手厚いから

(2)全ての中見出しの書き方を揃える
(大見出し)
電気代を抑える3つの方法
(中見出し)
1)エアコンの室温設定を見直す
2)生活習慣を見直す
3)契約プランを見直す

(3)全ての中見出しの主語を揃える
(大見出し)
ジムに通うの3つのメリットとは
(中見出し)
1)体を動かすことができる
2)健康的な身体を維持することができる
3)他の人とのコミュニティを築くことができる

(4)すべての中見出しの粒度を揃える
※ここは粒度が揃っていない例をあげる
(大見出し)
デザイナースクールをオススメする3つの理由
(中見出し)
1)講師がプロクリエイターだから
2)アニメーションの講座は有名アニメーターA氏だから
3)音楽の講座はミュージシャンD氏だから
上記の2・3は、1の「プロクリエイター」の具体例に過ぎないので、粒度は揃っていないといえます。
講師・教材・サービスなど、3つ別々の観点からおすすめのポイントをあげるとよいでしょう。

中見出しの書き方

1.「3つの方法」「5つの理由」など、並列に情報を並べる
1)〜だから
2)〜だから
3)〜だから

2.順序・手続きのように、縦列に情報を並べる
ステップ1)準備
ステップ2)ヒアリング
ステップ3)執筆
ステップ4)確認
ステップ5)納品

3.商品やサービス・情報について、全体がわかるような説明に使う
概要)Aとは
詳細)Aの新機能
メリット・デメリット)賢いが、高い
注意点)取扱方法

4.意見を述べて相手を説得したいときや、課題に対する解決案を提示したいときに使う
事実)サービスSの利用者が増えている
解釈)多くの人に提供している分、サービスの質の低下が予想される
判断)利用制限を設けるなどして、質の向上に努めるべき

5.主にBtoCサイトで、相手の感情を動かしたいときに使う
AIDCAの法則などを使って書く(サンプル省略)

中見出しの書き方にもさまざまあります。
本論に記載してあることを分かりやすくするためにも、中見出しはしっかり考えて書く必要があります。

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