見出し画像

GAJYUMARUが解決したいこと

私たちが解決したいと思っていること

前の記事で書いた通り、私たちが実現したいのは「沖縄に生まれた子どもたち一人ひとりが自分の思い描く人生を後押しすることで、沖縄の未来を切り拓く」ということです。

しかし、沖縄にはその上で解決しなければならない課題があります。
大きくは、2つに分けることができます。

GAJYUMARUが解決したいこと①経済格差→情報・機会格差

沖縄の経済は、下記のような問題を抱えてきました。
・最低賃金・・・ワースト1位タイ(2020年)
・県民所得・・・ワースト2位(2020年)
・非正規雇用率・・・ワースト1位(2017年)
・失業率・・・ワースト1位(2017年)
・子どもの貧困率・・・ワースト1位(2016年)
さらにコロナ禍は、観光を主要な産業としてきたこの島を直撃しています。
教育は、いわば未来への投資であり、土壌を耕していくような営みです。
コロナ禍により、当然ながらほとんどのエネルギーや資本も目前の対策に注がれざるを得ません。
その結果、教育へのケアが手薄になったとしたら、どれだけ沖縄の未来にダメージを残すのだろう?
それが、私がGAJYUMARUを立ち上げることを決意するまでに考えていたことです。

経済的な格差は、情報の格差や機会の格差を生み出します。
現在、大人の世界では自らが望む生き方や働き方の形を選択し、つくりあげていくことが可能となってきています(独立し、二重拠点生活を始める私自身もそうです)。

しかし、自らが望む人生をつくりあげていくには、個人の力だけでは十分とは言えません。特に、目まぐるしく変化する現代は多くの情報や機会に出会うことはかなり重要です。

その点、沖縄の子どもたちは自分の生きたい人生を描くための情報や刺激を与える機会に恵まれているでしょうか?

私たちGAJYUMARUは、子どもが自らの人生をデザインし、切り拓くために必要な情報や機会(様々なものや人との出会い)を提供していきます。

GAJYUMARUが解決したいこと②”孤”育ての解決

もう1点、私たちが解決したいのは、保護者世代の”孤”育て問題です。
”孤”育てとは、地域のつながりの希薄化や核家族化などにより、保護者が孤立・孤独感を感じながら子育てに当たっている状況を指します。
・離婚比率・・・ワースト1位(2019年)
・離婚母子父子家庭比率・・・ワースト1位(2015年)
※20歳未満の子どもがいる片親の家庭のうち「離別」が原因の世帯
上記から見えてくるのは、沖縄はさらにひとり親で子育てに取り組む場合も多いということです。また、地域社会から孤立しやすい「ナイチャー嫁/婿」の場合はさらに深刻化します。
すなわち、全国的に問題となっている「ワンオペ育児」などの孤育て問題は、沖縄でより大きな課題となるということです。
養育者が幸せを感じているかどうかは、子どもが幸せに育てるかどうかに直結すると私たちは考えています。
地域や家族のつながりが希薄になった社会で、またコロナ禍により人とのつながりがさらに分断された現代、沖縄の保護者同士のつながりを再構築することで、子どもが安心して自分の人生を描くことにチャレンジすることを実現したいです。

上記2つの課題は、いわば子ども/保護者両方にまたがる課題です。
次の記事では、それぞれに対する解決策として考えていることを書いていきます。