ごあいさつ

世の中、たぶん今、こういう人が多いんじゃないだろうか。

「自分が何をしたいのかわからない」
「自分の望むことがわからない」
「自分がどういう人間なのかわからない」

私もそうだ。
周りからすれば、わりと好き放題している人間に見えるかもしれない。実際、趣味にまい進するような人生を送っている。
でもふとした瞬間に、「これって私が本当にしたいことなのかな？」「本当はもっとやりたいことが、別にあるんじゃないだろうか？」と考えてしまう。
きっと余裕があるからなんだろう。確かにお金に困っているわけでもなければ、大きな悩みというのはない。過去に猫を病気で４匹も亡くしているから、今飼っている子たちの健康がしょっちゅう不安になってしまうぐらいで。（「ぐらいで」といっても、私にとってはすごい大ごとなのですが）

明日の食事を心配するような、生きているだけで必死な生活を送っていたら、きっとそんなこと考えていられなくなる。本当の自分なんてどうでもいいから、腹を満たすことに必死になるだろう。
今みたいに便利な家電のなかった大昔の女性なんか、料理と掃除と洗濯をするだけであっという間に日が暮れていた。家事＝筋トレで、ダイエットなんて考得る余裕もなかったはず。それを思うと、私って奴はすご～く恵まれた主婦だ。

でも。
だからといって、くだらないことで悩むなと言われる筋合いはないと思う。
考えてしまうのだもの。「私って、どういう人間なのかなあ」って。
もしそれがわかれば、お金をもっと稼ぐ手段が見つかって、主人を楽させて親孝行もできるかもしれないし。
何も自分のためだけに言っているわけじゃないのです。私自身も幸せになって、家族にも幸せになってもらいたいのです。

けれど、自分というのは自分の中にしかないから、どこかに探しに行くわけにはいかない。
昔、海外に「自分探しの旅」へ出かけた人が知り合いの中にいたけど、はたして見つかったのかしら。日本国内にもいやしない自分が、海外にいたのかすごく気になっている。（特に仲が良くなかったから詳しく聞けなかった）
価値観や考え方は人それぞれなので、何もその人のことを否定しているわけじゃない。ただ私は、どこかへ出かけても『自分』なんて見つからないような気がしている。

じゃあどこで見つけよう？

そんなことを頻繁に考えていた矢先、有名な作家、辻仁成先生の『エッセイ講座』を受講した。辻先生は今パリにお住まいで、Zoom機能を使ってリモートで時々文章講座を開いてくださる。
講座は有料なので、そこで学んだことを受講していない人に教えるわけにはいかない。けど、この一言だけは紹介してもいいだろう。

「書くことで、自分を知ることができます」

「書く」というのは、たぶんすごく広い意味でだと思う。
一行日記でもいいし、こうしたブログでもいいし、本格的なエッセイでもいい。小説だっていい。文章が苦手なら、漫画や絵でもいいんじゃないだろうか。

先生のこの言葉を受けて、自分の思ったことをつれづれと書いていくブログを始めることにした。
別に、多くの人に読まれなくてもいい。だったらこっそり自分のパソコンで日記をつけていけばいいのだろうけど、発表する場がないと、すぐ三日坊主になってしまうので。
更新頻度は、できるだけ毎日にしたいけれど、私もバタバタしている日がありますからね。できれば毎日、ぐらいに構えて気楽に続けていけばなあと思います。

ここの他に、猫に関するブログもやってます。こちらは、猫を飼っている人に役立つ情報を書ければと思って始めたんだけど、すっごく滞り気味。このブログを始めたのをきっかけに、猫ブログのほうもちょくちょく更新して、病気の猫さんがいてお困りの方に役立てたらいいなと思っています。

ちなみに、誰もがそうだと思うけれど、私にもすごくハッピーな日と、陰鬱な日ってのがあります。
調子のいいときは、幸せなことしか頭に浮かびません。だからブログの内容も明るくなるでしょう。
一方、鬱っぽい日ってのは、過去の嫌～なことを思い出したり、日常の些細なことにイライラして、少しやな感じになるかもしれません。けど、そういうのを吐き出していくのも（もちろん人を不快にさせすぎない程度に！）大切だと思うので、正直に書き綴っていきたいです。
これに加えて、私と言う人間は、時々妙に哲学的になることもあります。
だから、

・ハピネス
・ブルー
・フィロソフィー

の３通りの日が出てくるでしょう。
なんか語り口調になってるけれど、誰に対して語っているのか…ああ、そうだ。きっと私自身ですね。

そういうわけで、特にお得情報とか書くわけでもないブログですが、どうぞよろしくお願いいたします☆