ボードゲームのルール説明で最も意識すべき事とは?
こんにちは!
愛知県名古屋市天白区塩釜口のボードゲームカフェ&バーSoLaCeスタッフの ゲシュ です!
突然ですが、ボードゲームで遊ぶ時に一番大事なのは何でしょう?
それはやはり「ルール説明」です。
どんなボードゲームも必ず「ルール説明」から始まります。
つまりこのルール説明をどれだけ上手くできるかどうかが、
ボードゲーム体験の向上に直結するのです。
今回は「ルール説明」に苦手意識を持っている方や「ルール説明」をした事がないという方、友達にボードゲームを広めたい方向けに、
ルール説明をする際に意識すべき一番大事な事をお伝えします。
ボードゲームカフェのスタッフとしてたくさんルール説明をしてきた私の経験則をお伝えし、1人でも多くの”脱”ルール説明初心者のお手伝いができればと思います!
ボードゲームのルール説明で最も意識すべき事とは?
ボードゲームカフェのスタッフとして、
初心者経験者問わずたくさんのルール説明をしてきた私が思う
「ボードゲームのルール説明で最も大事な事」
を早速発表します。
それは、
「人間は耳で聞いた情報を覚えるのが苦手」である事を意識する
みなさんは普段の生活でも、
電話で聞いた内容を忘れないようにメモを取りますよね?
授業で聞いた内容を忘れないようにノートを取りますよね?
人間は耳から入ってきた情報を記憶するのは苦手な生き物なのです。
だからこそ聞くだけでなく、書いたり復唱したり指差し確認をしたりと色々な行動を取り記憶を定着させています。
これは人間の仕組みです。ボードゲームのルールだって同じです。
説明する相手がボードゲーム初心者か経験者かどうかは関係ありません。
ほとんどの人間は耳だけでは覚えられないんです。
だからこそ!
人間は耳では物を覚えられないという前提を踏まえて、
どのように分かりやすく覚えやすい説明をしていくかを考えていく事が大事なのです!
という事で、
まずは人間の記憶についてからの説明です。
人間は五感であらゆる情報を取得し脳に記憶をしています。
五感というのは、「視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚」の5つですね。
この5つの中で、「記憶する」という行為に最も仕事量が多いのはズバリ視覚です。視覚で脳に仕入れる事ができる情報量と、他の感覚で脳に仕入れる事ができる情報量には圧倒的な差があります。
ボードゲームのルール説明において使う五感は視覚と聴覚の割合が多いですが、
その重要度は「視覚>>>>>聴覚」です。
あくまで視覚で情報を取り入れ、聴覚でその情報を補足しているという構造になっています。
詳しい説明をすると長くなってしまうので、その点について知りたい方は検索すれば、詳しく解説しているウェブページもあるのでぜひ調べてみてください。
面倒な方はとりあえず「人間は視覚から得た情報の方が聴覚で得た情報より記憶しやすい」とだけ認識してください。
つまり、これを認識した上で大事なのは、
「ゲームのルールを説明する上で見せられるものは全部見せよう!」
という事です。
「ルールの説明を聞かせる」のではなく
「ルールの説明を視覚で見せ聴覚で補足する」のです。
ゲームに使うカードであったり、ボードであったり、
ゲームに登場するすべてのグッズを見せながら説明をしましょう。
説明に沿って物を見せながら解説をしていく事で、
聞いた文章が分かりやすく覚えやすくなり、
より深く記憶に刷り込まれて忘れにくくなります。
ここで見せられる物として忘れてはいけないのは 説明書 です!
説明書も貴重な視覚情報です。
説明書に書いてある文章も、それを「聞く」のと「見ながら聞く」だと理解のしやすさが数百倍上がります。
テレビやYoutube等でも字幕がある方が聞き逃しが少ないのは、
誰もが実感した事があると思います。
なので、ルール説明側がどれだけそのゲームのルールを暗記していたとしても、
ルール説明時には説明書は用いた方が良いです。
説明書を見せたせいでマイナスになる事が無いので、基本見せ得です。
説明書を見せない事はむしろ説明の難易度を上げてしまっています。
ルールを暗記している人は、むしろその説明書を受ける側に持たせてしまって説明するのが良いと思っています!
「見せられるものは全て見せろ!」が私の持論です。
あらゆるものを見せて説明の難易度を下げていきたいです。
ただ、問題は説明書が1冊しかない事なんですが、その話は今回は一旦置いときます!また別の機会にでも書けたらと思います!
まとめ
という事で!
”脱”ルール説明初心者講座の第1回はこれにて終わりです!
今回はルール説明する際の意識しなければならない部分について書かせていただきました!
「この人ルール説明上手だなあ」と感じる人は、
きっとこの点を意識できているルール説明になっているはずです。
次回からは、この前提をもとに実際にどのようにルール説明をやっていくかに続きたいと思います。
基本的には人間の記憶システムとどう付き合うかがテーマとなっていきます。
今回の最重要ポイントは、
「視覚情報」の方が「聴覚情報」よりも記憶しやすいです。
どれだけ説明側が丁寧な説明をしようが、
聞き手側がどれだけ熱心に聞こうとしようが、
この原則は変わりません。
この点を軸にいかに上手にルール説明をしていけるように工夫していくかが大事です!
という事で、今回はこれにて終了です!
次回また会いましょう!
読んでいただきありがとうございました!
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