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キタムラ550円MXを使いたい!!

こんにちは、がいなあです。
今回は、現在の私のプロフィール画像にもなっているPENTAXのMXについてです。
なかなか私の年代にフィルムカメラが好きな人はいないので、ここで話させてください。

MXは1976年発売の一眼レフカメラで、当時世界最小だったらしいです。
KX、MX、LXと並んで3Xなんて言われていたりしますよね。
現在でもなかなか人気があって、つい最近公開された映画なんかでも登場していましたよね。(あれMXですよね⁉広告で見てびっくりしました。)

私にとってのMX

個人的にMXは、ペンタックスを代表するカメラだと思うんですよね。
世間一般ではLXがそれになるかと思いますが。
私はデジタル機では主にK5と、最近になってはK3を使用していますが、やっぱりペンタックスの魅力は、「小型なボディに詰まった機能性」にあると感じてきました。
MXはまさにそれなんです。
写真を見ているだけで伝わってくるペンタックス感。
そのうえ当時世界最小の完全機械式一眼レフなんて機械好きの私にとってはたまりません。
そのために、MXは私にとってささやかな憧れのようなものでありました。

出会い

私がちょうどnoteを始める数日前のこと。
いつも通り部活終わりにキタムラで掘り出し物の偵察をしていた時です。
ジャンク550円均一コーナーにMXが入っていたんですよね。
しかもペンタックスの純正M42マウントアダプターがついていたので、光の速さで確保し、購入を即決しました。
症状はミラーアップ、モルト劣化でした。
見た目は割と汚れが多く、墨入れの部分は色が落ちているところもありますが、致命的なほどではなく、逆に味になってます。
買った後に気づいたのですが、たぶんフォーカシングスクリーンも方眼のものに交換されている?ようで、前の持ち主はかなり愛着を持って使っていたのかなあなんて思ったり。
意外な形でMXを手に入れてしまいました。

嬉しすぎて当日に撮った写真。
レンズはバルサム切れを修理したもの。

修理に着手

ミラーアップの症状は過去にSPなどを修理した際に方法を学んだのですぐに着手しました。方法といってもくそ簡単で、ボディの底面を開けて呉556を吹くだけです。これでたいていは治ります。(もしやる場合は、悪影響を及ぼす可能性も十二分にあるので自己責任でお願いします。)

歯車の部分にちょっとずつかけました。

結果は、やっぱり治りました。
シャッター自体も全速快調に切れています。
最近購入した日本光測器のMX(紛らわしい)というカメラの固着して機能しなくなったレンジファインダーも556で治ったり、556最強説推しています。
また、絞りの値をファインダーに表示する窓の透明樹脂部分が脱落していたので、軍艦部を開き貼り直しました。
露出計は割と壊れやすいともいわれていますが、正常に動作しました。LEDのものは修理が面倒なのでだいぶ当たりジャンクでした。
結局あっさりと修理は終わりました。
ファインダーが腐食していたSPとは違いました。

MXを使いたい!

修理が終わったMX。ぜひフィルムを入れて実際に写真を撮ってみたいところなのですが、高校生である私にはなかなか出費が多くててまだ始められていない状況です。フィルム1本と現像代だけ2500円くらいは飛んじゃいますんで…
でも、触っているだけでも楽しいんですよね。
巻き上げ、ダイヤル、シャッターの感触など、機械をいじっているんだという高揚感に浸れます。
SPなど、ほかのカメラと比べてみるのもまた楽しいですし、
集めているオールドレンズとの組み合わせも楽しいです。
本当に手に入れられてよかったなあと。

終わりに

フィルムカメラは、見て楽しい、触って楽しい、修理して楽しい素晴らしいものだと改めて感じました。もちろん、撮っても楽しいのでしょうが、まだ体験できていないのでお金がたまったらぜひ写真を撮ってまた記事を書こうと思います。
最近のカメラはフィルム時代を彷彿とさせるデザインのものも増えてはいますが、やっぱり本家は凄いんだなあと。偉そうなことは言えないですけども。
ペンタックスはフィルムカメラを再現するというのを通り越して今年の夏?に新型のハーフサイズフィルム一眼レフを新発売するらしいのでちょっと期待。MXっぽいと嬉しいところです。

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