【無料講座】ディクテーションはいい!

こんにちは、井上です。

例のごとくタイトルの通りですが、ディクテーションはいいということです。ディクテーションとは、聞こえてきた音声を文字に書き起こすことですが、これが外国語学習では非常に効果的。

なぜかというと、音声を文字に書き起こすことで、単に印象で理解している段階から抜け出して、外国語をきちんと構造として把握できるようになるからです。

よく、「聞こえるけど話せない」という人がいますが、多くの場合あれは嘘で、聞こえてる気になってるだけで、全然聞こえてません。聞こえてるといえるのは、きちんと文字として書き起こせる時だけであり、音を聞いてそこからなんとなく意味を推測しているのは聞こえてるうちに入りません。

このあたり、漢字と同じで、インプット理解とアウトプットはぜんぜん難易度が違うんですよね。漢字が読めても書けないのは、読むのはふわっと形さえ把握していれば何とかなるからです。でも、書こうとすると、きちんと形を把握していなければいけない。だから、読めても書けないわけです。

外国語学習も、聞いて理解するだけなら、なんとなく知ってる単語を聞き取って、そこから意味を想像してるだけでもある程度理解はできる。でも、話すためには、それをどう組み合わせるかという文法や、その単語の発音に関する細かい知識が必要になってくる。だから、聞けても話せないし、そこを解決する手段がディクテーションなのです。

ニュースを聞き流して外国語を勉強した気になってる人は、ぜひニュースを書き取る練習をしてみてください。驚くほど聞き取れなくてびっくりするし、そのニュースをディクテーションする練習をしていたら、自然とある程度話せるようになります。

では!

井上大輔

高度な外国語力を身につけたい人、テストで結果を出したい人に向けて役立つ情報をつぶやき中。TOEIC980点。早稲田英文→早稲田仏文修士→上智外国語学部修士→上智大学博士課程在学中。英語・仏語・西語・伊語の参考書&翻訳書も出版。著書一覧→http://amzn.to/jzUDtr