見出し画像

2024年におけるソフトウェアエンジニアの就職戦略

2023年は転職したい方にとって大変な一年でしたが、全く無理なわけではなかったです。私の周りでは、メルカリやSmartNewsのような国内の企業はもちろん、IndeedやGoogleやAppleなどの外国の大手テクノロジー企業からもオファーを受けた人もいました。さらに、GitHubやDatabricksなどの企業も、日本でソフトウェアエンジニアを募集しており、そこで内定をもらった人もいました。

2023年に続いて、2024年も転職は厳しい状況が続くと考えられますが人生は前に進めないといけないので2024は絶対転職を考えている方のためにトレンド(予測)、面接対策や応募戦略をまとめました。

これだけ読んでも転職は成功しないのでなるべくどうするか(アクションアイテム)を書いておきます。

外資ビックテック

外資系企業への転職は、以下のような理由から難易度が高くなるでしょう。

  • レイオフが続いており、安定性が低い

  • GAIブームでML系エンジニアの採用は増えているが、それ以外のロールはほとんどバックフィル

正社員の募集はほとんどなく2023年はApple, ByteDanceの数ヘッドカウント以外ほとんど見てないです。おそらく2024年もML系以外増えることがなく引き続き狙っている人は時間がかかることだけは覚悟しておく必要があります。個人的にはGAFA時代はピークを超えてしまっているので入社できても昔のようにRSUでお金持ちになるチャンスが減っています。

とはいえここ数年おそらく外資ビックテックの年収を超えるような会社は少なくて日本ではまだ人気度が一番高いカテゴリーで競争率が高いのでオファーを獲得する難易度が一番高いです

外資系ビックテックへの転職を目指す場合は、LeetCodeによるコーディング対策と、行動面接対策が必須です。LeetCodeは、Java/Python/C++などのメジャーな言語で、20〜30問程度のMediumレベルの問題が解けるようにしましょう。行動面接では、自分のスキルや経験を、具体的なエピソードとともにアピールすることが重要です。

面接対策:

  • LeetCode medium ~ hard (20〜30問程度内に解けるように)

  • 行動面接

応募戦略:興味のある企業のジョブボードを常にウォッチし、誰よりも早く応募できるように、レジュメや面接対策を常にしておきましょう。

外資ビックテック契約社員

今年の後半には、正社員ではなく、人材紹介会社を通して契約社員(1年契約)の形でオファーを受けるケースが増えています。IndeedやGoogleなどが、このような採用を行っています。

契約社員のメリットは、面接回数が少なく、正社員のルートよりも入りやすいことです。ただし、1年後に正社員になれるか不透明なため、転職活動を視野に入れながら働く必要があるでしょう。また、年収は正社員に比べて30〜40%減るのも(人材紹介会社費に)一つのデメリットと言えるでしょう。

面接対策:LeetCode: medium

応募戦略:LinkedInでたくさんの人材紹介コンサルタントと繋げましょう(Robert Walters, Tek System)

日系ビックテック/メガベン

日系ビックテック/メガベン企業は、外資系ビックテックほどの影響は受けていませんが、それでも採用は慎重に行われています。WovenやPayPay、メルカリ(一部)、スマトニュースのように英語だけで働けるところもあるので、海外からのソフトウェアエンジニアの競争もあります。

面接対策:LeetCode medium + システムデザイン + ドメイン知識
応募戦略:特に焦る必要はなく、準備が整ったら応募しましょう

このような日系企業の転職を活動をサポートしているのが面接対策に詳しいrecoなので興味あればご活用してください。

日系ネクストビックテック・ネクストメガベン

日系ネクストビックテック・ネクストメガベン企業は、レイオフやhiring freezeの影響がほとんどありません。また、日本語が必須のポジションが多いため、日本語ができるソフトウェアエンジニアにとって狙いやすいでしょう。

日系企業は安定性が高いのが魅力ですが、年収は外資系ビックテックより低い傾向にあります。また、LeetCodeやシステムデザインのような面接のためだけの面接対策は不要です。

面接対策:レジュメが大事
応募戦略:特に焦る必要はなく準備次第で応募しましょう

このような日系企業の転職を活動をサポートしているのが面接対策に詳しいrecoなので興味あればご活用してください。

外資リモート

2023年には多少のレイオフがありましたが、最近は徐々に復活しているようです。全世界に公開されているヘッドカウント数は、日本から見ると少ないですが、全世界のソフトウェアエンジニアと競争するため、難易度は低くありません。

外資リモート企業は、クルーな会社が多いため、狙う価値はあるでしょう。個人的には、フルリモート体制の企業Follow the sunをやっているSRE/DevOpsの方がコア製品を携われるのが魅力的です。今年はDatabricksのようなオファーを受けた候補者の話も聞いています。

フルリモートのため、面接ではコミュニケーション能力が見られるため、文章を書く力(DuckDuckGo)やペアプロ(Stripe, Shopify, Databricks)が面接の一環として入っています。

LeetCodeはEasy〜Mediumレベルの問題が解けるように、レジュメ上の経験は重要です。

面接対策:行動面接、業務上でペアプロなどコミュニケーションを鍛える
応募戦略:興味を持ってる会社のジョブボードやremotefirst.asiaをウォッチして誰よりも早く応募できるようにレジュメの更新や面接の準備を常時

まとめ

2024年はおそらく一気に10~20社の応募があまりなく入りたい企業の求人が出てきてから一つずつ応募するでしょう。

2024年におけるソフトウェアエンジニアの就職戦略


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?