ギャップ萌え
《反逆天使の墜落》ルカ・ジョルダーノ
天使という存在について、いろいろ考えさせられる絵。
大天使ミカエル率いる天使軍が、反逆天使を天から追放している有名な一場面だが、まあ、ミカエルの優雅なこと優雅なこと。
ふわ～っトンッと軽やかな音が聞こえてきそうな空気感で天女のように空から舞い降りてきて、容赦なく堕天使を踏みつけている。その顔は幼子イエスを抱く聖母かと思うほど慈愛に満ちているが、体は同じ者とは思えないマッチョ感。
そのギャップが私は恐ろしい。右下にいる堕天使の恐怖に慄いた顔を見てほしい。この人きっと私と同じ気持ちなんだと思う。ミカエルの強さが怖いのではなく、そのギャップが怖いのかと。
「え、何？男？女？戦士？天使ーーっ！？」ってな感じでパニック状態。
宗教画は背景を知らないと難しく感じるが、私はそんなことはお構いなしで登場人物のポーズや表情を見てストーリーをイメージするのがとても好き。不謹慎な見方だが、画家ジョルダーノがミカエルを描きながら萌えているのがよくわかる。美しく中性的な天使が優雅にえげつなく戦っている姿を描くのが楽しくてしかたないというのが伝わってくるのだ。
人間にいそうでいない「天使」という姿を見事に描き分けていて、
「さすが巨匠！」と妙に納得してしまった1枚。
「大天使ミカエル～反逆天使の墜落Ver.～」精油ブレンド
グレープフルーツ：5drops
スペアミント：2 drops
ジャスミン：2 drops
カモミール・ローマン：2 drops
ヤロー：2 drops
クラリセージ：1 drop
パチュリ：1 drop
ベチバー：1 drop
※精油を使う前にこちらをご確認ください。
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