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イラストのこと


 なんとなく定期的に文章を書くことにしたので、たまには日記でも書いてみる。

 コロナ禍でイベントや打ち合わせ、飲み会などで出かける事がなくなり、ルーティーンが作りやすくなったように感じている。

 元々、在宅作業がほとんどなので、変わらないと言えば変わらない日々だが、イレギュラーがないことにより、ルーティーンは捗る。当たり前と言えば、当たり前だが、体感してみないと分からない事だし。今まで意外とその状況が作れなかったことに気づく。

 ルーティーンが作れると、ルーティーンでイラストを描きやすいような気もする。それが良い事なのか悪い事なのか分からないが、最近は、ミスタークラウド のオリジナルキャラクターを使って、毎日同じようなイラストを描いている。こんな感じのとか。

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 これは、自分の中にある課題に沿ってやっているのだが、こうした事をやってみて思い出したのは、パレットクラブスクールで課題をやっていた日々だ。あの頃はあのぐらい大変だったから、今はまだ余裕があるなとか、そういう事を思いつつ、労力を調整している。あの頃と条件が違うとは言え、作業の限界を体感で測れるのは良い経験だったと思う。

 そんな事を思い出すと、元々、この自分で設定した課題自体、パレット時代の授業で菊地敦己さんが出した課題の援用だなという事も思い出す。折角なので、次の(自分の)課題も考えているが、それも思えば、過去にパレットの課題で出されたものに近い。知らずに影響が大きいのだろう。

 パレットクラブは、築地にあるイラストレーターの原田治さんが校長をしていた社会人学校のような所で、大体、週一ぐらいで授業があって、色々なプロの方々に一回一回教わっていく形式の学校だ。というのは、ざっくりした説明なので、詳しくはホームページを見て欲しいのだけれど、授業では、毎回、プロによる話を聞けるので、後々、思い出して役に立つ事も多い。

 コースによってカリキュラムが違うが、一人の先生に教わるわけではないので、通した教えがあるわけではなく、色々な教えを自分で取捨選択する必要があり、自力で学ばなきゃいけない要素も強いかもしれない。感覚的には、学校で教わるというよりは、色々な本を読む感じに近い気もする。もちろん、生の体感は本とは全然違うし。コースによっては内容も全然違うのだろうけど。(自分が行っていたのはイラストコースと卒業生コースだ)

 話を戻すと、今回、自分で設定した課題をやって、もう一つ思ったのは「締め切り」の事だ。毎日アップするのは、ある種、毎日「締め切り」があるという事で、毎日と決めただけでなので1日の中の時間はちょっとズラせるとしても、あ、今日やってなかったなと思うと、若干、プレッシャーがかかる。

 イラストにおいて、自分でやる事(無理にやらなくても良い事)と仕事でやらなくてはいけない事の差は意外と大きい。一番大きいのは、ふらっと好きなものを描こうと思って描く時の「軽さ」と、締め切り前というか締め切りまでちょっとあるけど、そろそろ描かないと間に合わないという局面で描かなければいけない時の「重さ」だが、そこに時間付きの課題という「締め切り」を導入すると、好きでやってる事が限りなく仕事に近づくような気もする。

 もちろん、好きで描いてるので、やはり、仕事とは何処か違う(例えば、何も指定も想定もないので、結局、服装が自分の好みの範囲に収まってたりする)のだが、好きでやってた事が仕事っぽくなると、もはや、やる意味もないのではないかという気に多少はなってくる。

 そんな事を考えつつ、なんだかんだで結局はそんなに苦もなく、自分で設定した課題を一通り終え、本日、あっさりと制作が完遂した。やらなくても良い課題だが、一度やると律儀にやってしまうのが良いのか悪いのか。仕事としてやっているわけでもないのに妙に安定してしまうのもルーティーンのせいか?などと思いつつ、途中で飽きたり、若干変化させたり、しかし、絵は停滞を始めてた気もするので、良い頃合いかなと思う。明日の投稿で最後となるので、良かったら、見て頂きたい。


 折角なので、自分のイラストを描く習慣は継続して、また描いていこうかと思 っている。ただ、毎日やると、簡単なイラストばかりになってしまう気もしたので、今度は週一ぐらいで出来るような事を考えている。週一とは言え、次は今より大変そうな事をやるので、完遂させるには、また新たなルーティーンを作る必要があるのかもしれない。簡単な絵を毎日というのは、意外とペースが取りやすく良かったが、頻度を変えるとまたペースも変わるだろう。

 あと、次に何をやるか言わないのは、まだ考えているだけで、全く制作にかかっていないので、やってみたら、あ、やっぱ、これ無理だなとなるかもしれないからだ。これが無事にイケそうだなとなったら、そのうち、インスタにアップし出すのではないかと思う。興味ある方は、良かったら是非。

 ちなみに、noteでは、来週は書評をアップする予定でいる。こうした文章書きも週一でやっていく予定だが、いつまで続くかは未定だ。

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