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速度制限状態の社用携帯で打つチャット

2月の中旬ぐらいから、社用携帯の読み込みが著しく遅くなった。初めは単なる不具合かと思い、「なんかインスタ更新されなくなっちゃいました」と周りに言ったりしていたが、家に帰ってWi-Fiにつないだら読み込めたので、速度制限だったのだと気づいた。テレカンを携帯でやった日があったのから、そのせいかもしれない。

会社にいるうちはPCで作業をしているから特に携帯が必要になる場面はあまりない。YouTubeショートをあげるぐらいだ(PCからでもあげられるけどサムネイルの位置を指定できない)。
しかし、社外に出て軽いチャットを打ったりメールを見たりするのに時間がかかってしまうのには不便した。
通知は割とリアルタイムに来るくせに、なんで読み込みが遅いんだ。「ありがとうございます」と短文しか打っていないのにちっとも送信されない。
まあ実際は30秒とかせいぜい2分とかしかかかっていないんだろうけど、普段即時に送れていることを考えるとその差は云百倍にも感じられる。

ただなんかそんな長い時間、ずっとデータを送信し続けていると思うと、携帯は健気に感じる。ブラウザだったら、通信状況悪かったりすると「応答時間が長すぎます」とか言って途中で諦めちゃうじゃん。時間がかかっても一応最後まで頑張ってくれるもんな。


無事に送信されてほしい、早く届いてほしい。祈るようにそう思っていると、新海誠の「ほしのこえ」を思い出した。見たことはないんだけど。
聞いた話によると、なんかの任務で宇宙に旅立った少女と地球に残った少年がメールでやり取りをするけど距離が離れるにつれてだんだんとメールの到達が遅れていくけど、ずっと連絡し合うという話らしい。
今調べてみたら、最終的にメール送信に片道8年半かかる設定になっていた。

現実の話でいうとボイジャーの話が好きだ。惑星の引力を使ったスイングバイ航法とか、地球の音を記録したレコードを載せているだとか、なんだか人類の叡智という感じがする。
驚くべきなのは、打ち上げから50年近く経ってもいまだに地球と通信ができているということだ。電源が活きていることも装置が稼働していることもすごい。

1977年9月に打ち上げられたボイジャー1号は、2023年12月13日時点で地球から約244億km(約163天文単位)離れたところにあります。地球との通信は片道だけでも22時間34分5秒かかるため、ボイジャー1号に向けて送信したコマンドの返事が届くのは約45時間先となります。

https://sorae.info/space/20231213-vayager-1.html

244億㎞も離れているのに約1日で電波が届くと思うとそれはなんだか早いような気がする。
それに比べて、地上で最新設備を使っているのにチャットを送るのに数分かかっている社用携帯の体たらくはなんですか。

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